【総合職(店長・幹部候補)】佐藤健吾さんのインタビュー記事

2016年入社
佐藤健吾 (38歳)
総合職(店長・幹部候補)
前職:ソープランドスタッフ
2023.6.23
環境に恵まれ、今や店長。臆せず飛び込んでほしい。きっと、あなたにもできるから
この記事のポイント!
- 随時昇給で月給100万円にまで、ところが経営者が代わり……
- 自由度の高さに驚いた。“座って仕事ができる”も、大きな魅力
- “青天井”で稼げる。僕だって店長。あなたも失敗を恐れないで
勉強嫌い。日本で進学するよりは、アメリカに
僕、もともと勉強があまり好きではなかったんですね(笑)。このため日本で大学進学することに、あまり魅力を感じられなくて、高校卒業後はアメリカ留学の道を選びました。英語だけは得意だったんです。
初めは語学留学で、その後はカレッジスクールへ進学。5年ぐらい通ったのかな?
日本人が多い地域だったので、仲間とつるんで毎日楽しかったです。現地の学校は日本の短大みたいなところ。遊んでばかりだったので案の定、成績はイマイチで(笑)。
何か専門的な勉強をしたわけでもない上に、しかもアメリカは金融危機で景気が悪く、良い就職先を見つけられない気がしました。結局帰国することになって……。
ところがその頃の日本も、ちょうど就職氷河期でした。地元愛知での就職活動はさっぱりで、留学経験があって英語が話せても、それだけでは就職に有利に働かなかったんです。「もういっそ愛知を出よう」と、心機一転を図って上京したのが、24歳の時でした。
いい歳で、親のスネをかじってばかりもいられません。とにかく「何か稼げる仕事はないか」と探して、川崎のソープランドに行きついたのが、この業界との出会いでした。
随時昇給で月給100万円にまで。ところが経営者が代わり……
そこは有名店だったので、給料は良かったです。随時昇給制度でポンポン給与が上がるのも嬉しかったですね。
何より社長に気に入られていました。周りは比較的年齢層が高かったこともあり、若い僕のことを社長は息子のように可愛がってくれたんです。あっという間にエリアマネージャーまで昇格することができました。
社長が急逝された時は、驚きと共にとても悲しかったことを覚えています。同時に経営者が代わったとたん、お店の方針も変わってしまって……。
具体的に言うと、朝から深夜までの通し勤務が増えました。当時のソープランドはおしなべて勤務時間が長かったですけど、それにしてもヒドかったですね(笑)。
給与も100万円近く貰っていたのが、一気に30万円台に。ありえないですよね。転職するしかないという感じでした。
自由度の高さに驚いた。“座って仕事ができる”も、大きな魅力
そして『天然素人やりすぎ娘』にお世話になることになったのが、31歳の時です。
ほかもいくつか受けたのですが、ここは当時まだ若い会社で、「頑張ればすぐ上にいけそう」と思ったのが大きいですね。またその頃お金に不自由もしていましたから、“給与完全日払い”もすごく魅力的で(笑)。
入った当初は新橋店に配属。五反田店を出す時にこちらに異動してきて、今年で5年目ですね。気が付けば店長という立場にもなって。
ソープランド時代と大きく違うのは“自由度が高い”という点ですね。仕事のやり方に細かいルールが決まっていないので、たいていのことは店長=僕の判断で決めることができるんです。イベントや広告出稿なども、大きな裁量を任されています。
ソープの頃はすべて社長が決めていて、従業員は文字通りただ従うだけ。電話応対からしてマニュアルが細かくて、日報も事細かに記入しなければなりませんでした。ここにはそういうものが一切ないんです。
それにオフィスワークで、ほぼ一日中座って仕事ができるのも良いですよね。かつては一日中立ち仕事だったので、けっこうヘトヘトでした。アラフォーの今では、もっときつかったかもしれません(笑)。
“青天井”で稼げる。僕だって店長。あなたも失敗を恐れないで
5年勤めていて強く思うのは、デリヘルは“青天井”で稼げる業態だということ。というのも、“店舗”“部屋”がないので、在籍のキャストさんを幾らでも増やせるんですよ。
キャストさんの選択肢が多いことは、そのまま集客に繋がりますからね。もちろんソープランドにも“管理しやすい”等メリットもあるんですが、どうしても部屋数以上のお客様は入れられません。キャパに限界があるんです。
ならば僕の仕事は、キャストさんを集めることですよね。彼女達がが「ここに居たい」と思える場所作りが、結果として店の売上を上げてくれるのではないかなと……。
具体的に成果も上がっています。キャストさんみんなが平等で話しやすい環境を整えていたら、自然と在籍数が増えて。
「当日欠勤しないためには、どうしてあげるのが良いか」
「写メ日記を書いてもらうためにはどうすれば」
「どんな内容の写メ日記なら書けるのか」
個々に応じて、常に試行錯誤ですね。下のスタッフにも相談するし、キャストさんと直接意見交換することもあります。
お店レベルでは“売上が伸びない”、キャストさんレベルでは“お客様が付かない”という時に、放置しておいても何も変わらないわけですよね。
だったら“何か”を仕掛けてみて、間違っていたら修正すれば良い。方向性ごと変えたって良いですよね。
大丈夫。失敗したって良いんです。僕だってここのみんなだって、最初は失敗ばかりでしたよ(笑)。それをみんながわかっているかこそ、フォローする準備はできている。実際みんな仲も良いですからね(笑)。
僕自身留学した時も、ソープに就職した時も、ウチに転職した時も、とにかく飛び込んでみたというのが正直なところです。それで今こうして店長にもなれたわけじゃないですか。お若い方にできない理由はないですよ(笑)。
取材後記
プロフィール

佐藤健吾
総合職(店長・幹部候補)
(前職:ソープランドスタッフ)