風俗男性求人はFENIX JOB

大手自動車メーカーで、カーナビの開発。“安定”はあったが……

出身は三重県です。高校卒業後、大手自動車メーカーの訓練校みたいなところに入って、そのままの流れで就職。カーナビの開発を担当しました。

ほんとは全然やりたくなかったんですけどね（笑）。当時お付き合いしていた彼女がいて、そのお父さんがやはり自動車関連企業で働いていたんです。安定性の面から勧められたのがきっかけでした。

でもそんな動機ですから、実際に勤務を始めても楽しくないんですよね。毎日毎日パソコンに向き合って、ルーティーン作業の繰り返し。月給も手取りで20万円も行かないですから、その意味でも頑張り甲斐がありませんでした。

何より“人”ですよね。みんな仲が悪いし、空気もなんというか、だらっとしている感じなんです。それこそ大手で安定しているからこそ、上から言われたことをそのままやればいいみたいな……。昇給・昇格だって年功序列。気がつけば転職のことばかり考えるようになっていました。

20万円も行かない手取り⇒初月から30万円前後。人の環境も◎

そんな中、21歳の時でしたか。先に系列の『梅田ゴールデン倶楽部』に勤めていた友達から「ウチで働かないか」と誘いを受けたんです。

正直コワさはあったんですが、親友だったこともあって、「彼が長く働いている会社なら、間違いはないだろう」と。思いきってお世話になることを決めました。

驚いたのはまず給与ですよね。初月から手取りで30万円前後。それまで2年勤めても10万円台だったわけですから、大きな差でした。しかも半年後にはこれが36、7万円にアップ。残業なんかほとんどなくてですよ（笑）。

またスタッフの仲が良く、どの先輩も常に「良くしよう」「業務効率を上げよう」「利益を伸ばそう」という意識で仕事に向き合っていることにも、早くから刺激を受けました。

理由を考えてみると、“成果が出たら出ただけ”給与に反映されるので、自然に店舗の売上を意識するようになるし、「みんなで頑張ろう」と、チームワークも良くなるんですよね。

冒頭で触れたように、年功序列にうんざりしての転職でもあったので、すごくありがたい“変化”でした。

キャストさんが“自分から”動く。そのためにスタッフが行うこと

実際にお客様に向き合ってサービスを行うのは、キャストさんです。なのでスタッフには色んな業務がありますが、店舗を良くしていく上で最も重要なのは、彼女達とのコミュニケーションかなと。

特にこの事業は、競合他社や営業ツールが多い分、キャストさん1人ひとりが「自分自身をどのように売り出していくか」を意識しないといけません。

僕が先輩スタッフ達から学んで、心がけているのは“考えてもらう”ということですね。いきなり「やって」と言われても理解できませんから。

日々コミュニケーションを図る中で、「予約を入れるためにはどうしたらいいと思う？」と聞くんですね。そうすると「まず知ってもらう？」とか「注目されないと」というように、彼女達なりに一生懸命考えて答えを出してくれます。

その時になって初めて、「そうだよね。2万円近い料金を支払うのに、まったく情報がない女性に予約しようとは思わないよね」と伝え、そのためには何をしたらいいか、具体的なツールを示します。順を追って説明することで、本人の理解と行動への“意欲”が生まれるんです。

他も同様です。「自分のアピールポイントって、何だと思います？」と聞いて、キャストさんの答えに沿って「じゃあこんな動画撮ってみませんか？」と提案するんです。

遠回りのようですが、この流れが一番良いんですね。この世界は“やったらやっただけ”集客に反映されるものなので、後はこちらが何も言わなくても、キャストさんは自然に頑張ってくれるようになります。

実力を付け、いずれは店長に。“伸びしろしかない”中州の楽しさ

こうした形で、おかげさまで充実した毎日だったんですが、グループの『中洲秘密倶楽部』に誘いを受けて、「ぜひ行かせてください！」となったのは、なんというか、このままだと周りの環境に甘えちゃってヤバいなと（笑）。

お話してきたように、スタッフの仲は良いし、キャストさん達も自ら動いてくれる。そもそも梅田のお店には15年以上の歴史があるので、既にリピーター様に支えられていたところもあるんですね。

一方で、中州はオープンから早4年とは言え、まだまだこれから。更に実力を磨くには持ってこいかなと。ここで自分の力を付けて、いずれは新店の立ち上げなんかも任されるようになりたいです。そうすれば更に給与も上がりますし……。

中州での仕事ですか？　はっきり言ってめちゃくちゃ楽しいです（笑）。『秘密倶楽部』も『ゴールデン』も、関西ではしっかり知名度が確立されていますけど、九州ではまだ中州に1店舗あるだけじゃないですか。

それだけに“伸びしろしかない”おもしろさがあるんです。事実自分が7月にこちらに異動になってからも、売上は右肩上がり。同僚先輩、みんな「秘密倶楽部をでっかくしてやる！」という使命感があるので、梅田時代以上に活気がある感じですね。

「大阪発のブランドを、九州の地で広める」 こう聞くだけで、血が騒ぎ、ワクワクしてきませんか？（笑） 今関西でこの記事をご覧いただいている皆さんこそ、ぜひ。働きやすくて稼げて、夢まである。こんな職場って、なかなかないですよ。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

“やりがい重視”の転職とのこと。思いの通りのびのび働けているのが、お話しぶりからも伺えます。
新天地でのお仕事も本当に楽しそう。「いずれは店長に」ということでしたが、早々に昇格も果せそうですよね。「関西の方ぜひ」ということでしたが、東京の私でもいいのかな？（笑） 思わずグラッと来ちゃうインタビューでした。