【一般職(内勤・スタッフ)】中野健太さんのインタビュー記事
2018年入社
中野健太 (26歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:営業職
2019.5.31
2年間離れた後、再び風俗業界へ。自由とチャンスは、やっぱり魅力だった
この記事のポイント!
- 最初は人妻店に。2、3年勤めたところで迷いが
- 一度辞めたからこそ気づいた、風俗業界の魅力
- 手当、勤務時間、昇級……。今度の店には驚いた
もともとは、別の業界に。でもそこに“元”風俗店長がいて……
業界歴自体は、ここで2社目になるんです。それ以前は、一般の会社で営業をしていました。
そこに、先輩で元風俗店長という方がいたんですね。折に触れて話を聞いているうちに、だんだん興味が湧いてきて……。
会社のノルマがキツかったのもあって、この業界に転職しようと決めたんです。
求人サイトは色々見ましたよ。でも、当時は応募の仕方なんかもよくわからなくて。
結局お店のホームページを見て、直接電話しました。
最初は人妻店に。2、3年勤めたところで迷いが
最初、人妻店に勤めたんですよ。例の元店長に「若い子だとちょっと大変だよ」なんてアドバイスされたのが大きいですね。自分自身が若いと、確かに女の子に注意したりするのも、難しいのかなとか思って。
実際足を踏み入れてみて、風俗店と一般企業とのギャップみたいなものは感じなかったです。うまく言えないですけど、仕事は仕事。お金が発生しているんだから、当たり前の努力はみんなしていて、利益を上げていく。
そうなんですよ、他と何も変わらないという感覚でした。
だだ、2、3年勤めているうちに、ふと考えちゃったんですね。
「オレ、このままでいいのかな」
一度そんな風に考えると、そこでの仕事が急に嫌になってしまって。これまでガマンできてたこととか……、ガマンて言うぐらいだから、やっぱり僕、不満があったんですね(笑)。とにかくそういう色んなことが、ぜんぶ一気に噴き出してきちゃって。
まだ23歳という思いもあって、一度業界を辞めたんです。それからは、アルバイトをして生計を立てていました。
一度辞めたからこそ気づいた、風俗業界の魅力
でも、結局2年でまた業界に戻ってきたんですよね。正直その間に「やっぱり自分の働くべき場所はここなんだな」って、再認識した感じです。
合うんだな、好きなんだなというのがよくわかりました。一般の会社よりもカッチリし過ぎていないところ、でもやるときはちゃんとやるところ。チャンスがすごく多いところ……。その魅力に気づけたんですよね。今さらという感じなんですけど(笑)。
とは言え、今度はすごく慎重にお店選びをしました。前はなんとなく人に勧められて、なんとなく人妻店で年月を重ねてという感じだったんですけど、それだときっとまたいつか、辞めたくなっちゃうと思ったんです。
自分の意志で、しっかり決めなくちゃ。スイッチが入ったというか、すごく前向きに転職活動もできました。
どういうところを見たか? 例えば、ホームページで女の子のプロフィールやコンセプトをきちんと説明しているところは、良いなと思いました。仕事ぶりが想像できるじゃないですか。
逆にやたらと収入面ばかりを強調しているところは、自分の経験上、ちょっと信じがたいと思っちゃいましたね。グループ全体の営業ページもくまなくチェックして、インタビュー記事なんかもよく読ませていただいて。
そして決めたのが、ここです。“スポーツコスプレ”、うわ、おもしろそーと思って(笑)。
コンセプトがカッチリしているから、集客もあると思ったんですよ。それにここに入れば、企画力とかも学べるだろうし、絶対良いだろうって。
手当、勤務時間、昇級……。今度の店には驚いた
コンセプトもそうですけど、入ってみて驚いたのは福利厚生のところですよね。手当がね、すごいんですよ。交通費、深夜手当、配偶者手当に子供手当……。休まなければ皆勤手当が出るし、有給があるうえに、買取までしてくれるんですよ。
なかなかないですよね、そこまでの会社は。求人広告の記載通りですよ。
僕はまだアルバイトなので、手当はないんですけど(笑)、来月から昇級して社員になるんで、すごく楽しみなんです。
初めアルバイトで入って、1、2か月研修があったんですけど、僕は1か月目には時給を上げていただきました。一応働く姿勢を評価していただいたそうで(笑)、素直に嬉しかったです。
今の時給でも、以前の人妻店と同じぐらいの給与なので、社員になったら完全に抜けますね。それもすごく励みになります。立ち止まって別の業界にいたのも、ムダじゃなかったんだなって思えますし。
あと大きいのは時間ですね。人妻店の時は朝9時から働いて、翌朝の2時、3時に帰宅とかでしたから。15、6時間は働いていたのかな? 二十歳だったからやれたことですよね(笑)。
今は実働10時間ぐらいですよ。気持ちと体への負担が、ぜんぜん違います。
いつかは店長に。もっともっと、自由なお店づくりを
目下の目標は、昇級ですね。給与も上がるんで。
ウチは給与体系が段階的にグラフになっていて、この位置に行けば給与が幾らになる、というのが明確なんです。将来的には、自分のお店を持ちたいですね。
どちらかっていうと僕は、押さえつけられるよりは自由にやりたいんですよね。人に合わせるよりは、自分で工夫したい。今でもすごく好きにやらせていただいてるんですけど、店長になれば、さらに大きいこともできるし、自分なりのお店づくりもできるかなって……。
今26歳なんで、30半ばぐらいまでには何とか。どんなお店にしたいか? それはまだまだ。そこまで語り出したら、さすがに怒られます(笑)。
(インタビュー:さいとう)
取材後記
プロフィール
中野健太
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:営業職)