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一般職(内勤・スタッフ)】芹沢功一さんのインタビュー記事

2019年入社

芹沢功一 (36歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:風俗店スタッフ

2019.9.6

18歳で始めた風俗の仕事。同じ年数だけ働き、36歳の今、思うこと

この記事のポイント!

  • 色んな風俗を、“仕事”として体験。そして、今
  • 年収1,400万円。それでも、続けることはできなかった
  • ここはアナログ? でも、だからこそ

業界入りは、20歳になる前。初めは女の子に怒られていた

僕は高校を卒業してからすぐにホテヘルで働きました。

きっかけは地元の先輩がそこのお店で働いていて、「こういう感じの仕事をしているよ〜」っていう話を聞いたことです。

「ちょっと面白そうだな。稼げそうだな」と思って、入社しました。この業界に入る前って偏見とか怖いイメージを持っている人が多いと思うんですけど、僕は特に悪いことは思っていなかったんです。

初日については今でも覚えていますよ。当然なんですけど、右も左も分からない感じで、何がよくて何がダメなのかというのも全く分からなくて(笑)。

普通に女の子から怒られたりしていました。女の子のことも全然把握できていなかったし、扱い方や接し方なんかも、わかっていませんでしたから。

ホテヘルなので対面での接客が主だったんですけど、やっぱりお仕事が取れると嬉しかったですね。自分なりに女の子の良いところを伝えて、成約となった時はやりがいを感じました。

色んな風俗を、“仕事”として体験。そして、今

その後は様々な業種の風俗店を転々とした感じです。

自分の中で「次の主流になるんじゃないかな?」と思ったことがきっかけでデリヘル店に転職したり、「性感ヘルスって、働いたことも遊んだこともないけど、どんなところなんだろう?」と思って、そちらに転職したり……。

現在のところも、「店舗型のヘルスとかソープの経験がなかったな」と思ったのがきっかけで。求人サイトでいくつかのお店をリサーチしているうちに、巡り合いました。

年収1,400万円。それでも、続けることはできなかった

入店の決め手ですか? 前に勤めていたお店では、“稼ぐ”というところに、仕事のポイントを置いていました。実際に良い時で月収100万円、プラスでボーナスが年3回ほどあったので、年収で言うと1,400万円ぐらい稼いでいたんです。

だけどその分、休みが本当に少なかった。当時3か月に1店舗くらいのペースで新規出店していて、人材不足が常に続いていました。

店長や役職者ともなると、スタッフがいなければ自分がお店に出続けなければいけません。休みも1か月、2か月はほぼなくて……。それでちょっと、精神的に参っちゃったんですね。

そういうこともあって、ある程度休みがちゃんと用意されている方が、たぶん自分には合っているのかなと。休みがしっかりあって、働きに見合ったお給料もちゃんとという感じで探していたら、ここにご縁をいただいたんです。

今では基本的に、週に1日は休めます。有給もいただけるんで、週2日休むこともありますよ。勤務時間自体も、休憩を入れて10時間ぐらいですしね。

ワークライフバランスが上手く取れる環境なんで、働きやすいです。

ここはアナログ? でも、だからこそ

半年ほど経ちましたけど、初めてのこともたくさんあって面白いですね。デリヘルに比べてアナログ的な一面があって、それがすごくこの仕事の魅力だと思います。

例えば、デリヘルだったら電話番号を登録しちゃって、電話が掛かってきたら次回からそのお客様が誰かっていうのは、瞬時に分かりますよね。でもソープ、ここの場合は、電話なく来店ということもままあるので、そもそも電話の登録がないんです。会員番号と、お名前だけで。

それでも慣れてくると、お顔を拝見したり、電話でも声とお名前だけで、「あ。〇〇様、お久しぶりです。お電話ありがとうございます」なんて会話ができます。ご来店されても……、

「いらっしゃいませ!」
「さっき、電話で」
「はい。お待ちしておりました」
「覚えててくれるものなんだねえ」

いずれ電話番号やメールアドレスも登録という風にはなるんでしょうけど、今後もこうした、対面での“おもてなし”精神は、大切にしていきたいですよね。

独立なんて、簡単に言えない。そのワケは……

この業界に飛び込んでから18年が経ちましたけど、特に若い時は独立したいと考えていました。「これ自分でやった方が稼げんるんじゃないか?」って(笑)。

だけど、同じような考えの同僚とかもいっぱいて、結局成功したのは一握りです。ほとんどの知り合いが借金背負って失敗しているので、そういうのを見ると、慎重になります。36歳になりますけど、今独立というのはないですね。

様々な業種のお店を経験して、売上を作るためのノウハウなんかは、多く学ぶことができました。良い接客サービスは何かということ、女の子をどうやってお客様にお知らせするかという方法、目を引くような文言、画像などのクリエイティブな面、広告へのお金のかけ方……。数え上げるとキリがないです。

それでもさっきも言いましたけど、独立は簡単じゃないでんす。学びの先に実力を付けて、いつかは。今はまずここで店長になることを目標に、スタッフと女の子を盛り上げていきたいですね。

(インタビュー:徳山央樹)

取材後記

芦澤 光

執筆者

芦澤 光

高校を出てからずっとということは、芹沢さんは人生の半分を、この業界での仕事に費やしているんですね。仕事だけではなく、成功も失敗も、人も見てきたからこそ、独立に慎重になるというのも頷けます。だからこそ、いつの日か事業を立ち上げた時には、大成功されることでしょう。その日を心待ちにしています。

プロフィール

芹沢功一

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:風俗店スタッフ)

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