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一般職(内勤・スタッフ)】田中雅樹さんのインタビュー記事

2016年入社

田中雅樹 (33歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:Webディレクター

2018.12.19

今までのやり方は通じない!……でも、だからこそ楽しいし、ここには仲間がいる

この記事のポイント!

  • Webも電話応対も、未知のことばかりで新鮮だった
  • “1人ひとりに向き合う” 結局、基本に戻ってくる
  • 独立なんて考えない。みんなでどこまで行けるかやりたい

Web業界に8年。別のところで、自分を試したくなった

風俗業界には、昔から興味があったんですよ。あまり表に出てこないところが多いじゃないですか。どんなところなのかなって。

これまでは普通の、ほんとに一般のサイトを作ったり提案したりする制作会社にいたんです。中には行政なんかの、堅いものもありました。

8年ぐらいWeb業界にいたのかな? 転職もありましたけど、同じ業界で動いていた感じなんです。30代にも入ってきましたし、外に飛び出して、自分を試してみたくなりました。それで、以前から興味のあった風俗業界が、候補に挙がってきたんです。

応募先は、フェニックスジョブみたいな男性求人サイトで探しました。幾つか見ていろいろ考えたんですけど、OOGに決めたのは、面接で代表とお話させていただいて、内容がおもしろかったり、共感できることがすごくたくさんあったんですよね。

たとえば、弊社の女性求人にも載せているんですけど「キャストみんなの卒業を目標にしている」とか、「自分に関わってくれたんだから、男性スタッフにだって幸せになってほしい」とかですね。

しかもそこだけで話は終わらなかったんですよ。“じゃあどうすれば良いのか”というところまで代表は語って下さって、少なからず抱いていた業界に対する負のイメージが、払拭されたんです。

「ここでなら働いてみたい」

風俗でというより、OOGという会社に惹かれて、入社を決めました。

Webも電話応対も、未知のことばかりで新鮮だった

はじめは“経験を活かして”ということで、Webの更新からやらせていただきました。管理や更新系の知識はあったんで、わりと自分でもやれると思っていたんですけど、実際はこれまでの自分の常識が通用しないところも、多くありましたね。

集客用のWebという大前提があるわけですけど、ネットで上位表示されるにはどうすれば良いのかとか、いちばん引っかかる検索キーワードはどれかということの、基準が読めなくて……。1つひとつ、未だに試行錯誤しながらやっています。

ある意味、かつての8年間にはなかったことを学べているんで、新鮮ですよね。電話の応対に関しても、今までとは全然違いました。

以前はクライアント向けにWebサイトを提案し、つくり、売るというかたちだったんですけど、今は一般のお客様に対して、しかも“人”をアピールするわけですよね。アプローチの方法は、やっぱり違ってきます。

お客様の中には、“ただ漠然と遊びたいだけで、どんな子でも良い”という方もいれば、自分の中でタイプをしっかり決めていらっしゃる方もいます。ぞれぞれのニーズに対して、どう折り合いをつけてピッタリのキャストさんをご提案するのか。ここも日々、悩みながらという感じです。

Webにしろ電話にしろ、今までの経験だけではダメなんだなって実感しました。でも、だからこそ1つずつクリアしていくことに、やりがいもあるんです。

“1人ひとりに向き合う” 結局、基本に戻ってくる

この業界って、人との関わりがすべてなんです。コミュニケーションがすごく大事で、そこを突きつめると“ウソをつかない”とか“マジメに正直に1人ひとりに向き合う”という基本に返ってくるんですね。

僕、実はせっかちなんで、何段も跳ばして、先に進もうとしちゃうんですよ。その度に壁にぶち当たって(笑)、結局その基本に戻るんです。

たしか入社して半年ぐらいの時なんですけど、僕の言葉がつたなかったばかりに、キャストさんがお店を辞めてしまうということがあったんです。そこでほんとうに、コミュニケーションの大切さや、丁寧にきちんと人に向き合わなきゃいけないんだということが、身に沁みました。

僕はずっとアメフトをやっていたんですよ。社会人になっても続けているぐらいの、バリバリの体育会系だったんで、きっとコミュニケーションの幅も狭かったと思うんです。気をつけてはいたんですが、圧も強かったんじゃないかなって……。

もちろん店長も折に触れてフォローして下さるんですけど、それ以来キャストさんには特に、“丁寧に丁寧に”ということを心がけています。

今1年9か月ですけど、コミュニケーション能力も上がったとは思うんですね。キャストさんも困ったとがあったら相談してくれますし、話しているうちに前向きになって、出勤につながるということも出てきました。今は、お店全体をどうまわせば良いのかというところまで、考えられるようになっています。

独立なんて考えない。みんなでどこまで行けるかやりたい

将来の夢ですか? うーん……自分に関しては、これっていうものは特にないですね(笑)。ただ代表と同じように、女性やスタッフの幸せは常にいちばんに考えていますし、これからもそうでいたいとは思っています。

キャストさんはきちんとサポートしていきたいですし、僕なんかより野心家で「上に行きたい」なんていう志のあるスタッフがいれば、しっかり支えたいですよね。

もちろん、いつか自分に店長を任せていただけるなら、受けたい気持ちはありますけど、独立したいというのはないです。このグループに尊敬できる方が何人もいるので、一緒にいたいんですよ。みんなでどこまでいけるかやってみたいという気持ちの方が、強いですね。

“自分のなりたい姿”と、業務が一致するか

これからこの業界を目指す方には、応募と実際の勤務を含めて、とりあえずいろいろ自分の目で見て聞いて、確かめることを勧めますね。僕自身、この会社を受けるまでは悪いイメージもありましたから。自分が遊ぼうと思って風俗店に電話したら、すごい雑な対応をされたりですね。中にはきっと、そういうところもある。

ウチに面接にいらしたのに入社しないという方には、正直「もったいな」って思います(笑)。「とりあえず働いてみればいいのに」って。仕事をしてみて、“自分のなりたい姿”と、業務が一致するかを考えてみるのも、良いと思うんですよね。

イメージとの違いもあるでしょうし、合う合わないのフィーリングもある。それってやっぱり、働いてみないとわからないですよ。自分が良い会社に入れたから、言える言葉かもしれないですけどね(笑)。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

Web制作会社との違いや、はじめのころの戸惑い、失敗談までを正直に語ってくださった田中さん。今現在の仕事の充実ぶりがあるからこそ、思い出として語れるのでしょうね。「野心のあるスタッフは支えたい」とまでおっしゃる姿に、良い環境で働けている喜びを、感じた取材でした。

プロフィール

田中雅樹

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:Webディレクター)