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「早く車が欲しい」と、18歳で工場に就職。16年続いたが……

もともとは工場勤務でした。昔から自動車が好きで、免許の取れる18歳が待ち遠しかったぐらい（笑）。早く自分の車が欲しくて、高校卒業後すぐ社会人になったんです。

そこではライン工を10年、事務職を6年という流れですね。給与は悪くなかったし、人間関係も良かったので、長く続けられました。

でも実は、事務を始めた辺りからずっと、モヤモヤした気持ちがあったんですね。大手と合併して方針が変わり、従業員の昇給が止まったのが要因です。これではやる気が起きないなと……。

その後は営業をしました。看板屋さんが約1年、中古車ディーラーが確か3、4年だったかな？　人と接する職は肌に合ったようで、充実を感じながら仕事をしていたんです。

社保完備。実働8.5時間＋週休2日。労働条件が格段に良かった

なのになぜこの業界に、というのは、アルバイトがきっかけです。ディーラーをしていた時期に、少し収入にプラスが欲しいなと、デリヘルで送迎ドライバーを始めました。

ところが思いがけず楽しかったんですね（笑）。

後部座席のキャストさんの相談に乗ったり、アドバイスをしていたら、感謝されることが少なからずありました。自分でも「営業より更に向いてる？」と感じるようになり、誘われるまま内勤スタッフになって……。

やがて4年が過ぎ、一旦休職して、1年ほど何もせずに過ごしました。「そろそろ働かなきゃ」と次の職場を探す際も、他業界は考えなかったですね。中でも『セクシーキャット』への転職を決めたのは、“労働条件”がすごく良かったんです。

他業種の方は驚かれるかもしれませんが、まずウチのように“社会保険”が完備されている会社って、この業界にはまだ多くありません。それだけで「ちゃんとしている」という安心に繋がって。

おまけに実働8.5時間で、休みも完全週休2日。有給休暇を入れれば“年間休日120日以上可”というのも破格です。もう面接に行く前から「ここだな」と思っていたぐらいでした（笑）。

備品代ゼロ。目配りしっかり。キャストさんが残ってくれるお店

そして働いてみると、この仕事は決して難しくはないんですね。フロントの接客にしてもWebサイトの更新にしても、覚えるのに早い遅いの差があるだけで、いずれは慣れます。

唯一挙げるとすれば、やっぱりキャストさんという“人”のサービスなので、彼女達のモチベーションを上げるのはすごく大事です。入店はしてくれても、居心地が悪いと残ってくれませんから。

そこで僕らが心がけているのは、“とにかくキャストさん本位で”というところですね。例えば『セクシーキャット』は“備品代”を取りません。提供するドリンク代だなんだで引いたりしないで、“純粋に稼いだ分”を持ち帰れるようにしています。

何より目配りですよね。些細な変化にも気づくようにして、「大丈夫ですか？」と声がけする。忙しいとついおざなりになりがちですが、話を振られれば作業の手を止めて、きちんと耳を傾ける。日々の積み重ねが大事かなと……。

ただこれだってどうですか？　決して難しくはないでしょう（笑）。同時にこうして続けていれば、キャストさんも気持ちよく働いてくれるので、売上って伸びていくものです。

スタッフと良い関係が築ければ、自然に「もう少しご指名増やしたい」等々、相談を持ち掛けてもくれるでしょう。店全体に“良い循環”が生まれるんですね。

1年でリーダーに抜擢?!　出した結果には昇給・昇格で応える

ウチのメリットは、そんな風にスタッフが一生懸命やって成果を出すと、“上に引き上げてくれる”んですね。

現に僕もまだ入社1年なのに、既にリーダーという役職を頂いています。実質の店長。当然給与だってアップしました（笑）。

この“頑張ったら頑張っただけ”という感覚は、他ではなかなか味わったことがありません。40代の僕でさえそうなんだから、20代30代のお若い方は、よりのびのびと働けると思います。“やりがい重視”なら最高の環境ですよね。

また写真を見ていただければわかるように、スタッフの仲もすごく良いんですね。

みんな親身だし昔から女性もいるし、業界未経験でもすぐに溶け込めると思います。“ゼロから”のつもりで飛び込んできてくれて構いません。僕もしっかりと教えますから。

最後にお伝えすると、ご覧になる方は東京の方も多いのかな？　小田原は良いところなので、“移住”も選択肢だと思います（笑）。

冗談抜きに、物価も家賃も低く抑えられるので、支出が少なくて済むんですね。人も大都会に比べればのんびりしているから、その意味でも暮らしやすい。

特に『セクシーキャット』は夏と冬に賞与が出るし、家族手当もあるし、3年以上勤めれば退職金だって出ます。つまり“将来設計”を立てられる。

土地も勤め先も良いなら、「そろそろ腰を据えて」という方にも最適かなと。繰り返しになりますが、全国の皆さん、ぜひ。スタッフ一同でお待ちしています。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

お城もあるし箱根温泉だって近いし、と、お話を聞くとほんとに「移住もありかな？」と思っちゃいますね（笑）。頑張りに見返りがあるなら、やりがいも続きそうです。
さすが半世紀以上続く老舗ということでしょうか。福利厚生も充実しているようで、未経験の方でも始めやすいお店だと感じました。