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高校中退後、建設現場 ⇒ バーテン。店長にまでなったが……

17歳の年には、もう働き始めていました。

野球で高校に入り、「いつかは社会人に。プロに」という夢もあったんですが、腰のヘルニアで続けられなくなっちゃって。「なら勉強を」と言っても授業についていく自信がなく、結局中退してしまったんです。

最初は建設の現場仕事を6、7年。その後知人に誘われてバーテンにという流れですね。ところが3年の間に店長を任されるようになったものの、コロナ禍で続けられなくなって……。

次になぜこの業界に、というのは、飲食の厳しさを痛感していただけに、“なくならない職”に就きたかったんですね。中でも『CLUB DEEP 』だった理由は、面接がゆるかったんです（笑）。

いきなり代表が会ってくれて、業務の話はほとんどせず野球の話ばかり。面接って感じじゃなかったのが逆におもしろいし、僕の“人柄”を見てくれたのがよくわかったんですね。「ここなら頑張れそうだな」と。

続けられたのは、社会保険完備の制度面。何より“人”に恵まれた

実際こうして3年も続けられているのは、“人間関係”に助けられたからでした。

もともと僕はお店の利用経験もほとんどなかったし、しかもSMクラブとなるとイメージさえ湧きません。入社してすぐは新しいことばかり、覚えることばかりで。

そんな中、今博多で店長をしている田中さんが親身になってくれたんですね。僕は実は“先輩にきちんと教えてもらう”こと自体があまりなかったんですが、彼は違いました。

「間違っていることは間違っている」って言ってくれたし、逆に正論は認め、できたことは褒めてくれて。

電話対応なんかも、初めは1回1回「今のはこういう言い方した方がいいよ」とアドバイスをくれました。お客様の顔が見えない分、“どう話せば60分コースが90分になるか”とかですね。細かい点まで教えてくれたんです。毎日のように飲みにも連れて行ってくれて（笑）。

また『CLUB DEEP 』は社会保険完備であったり、交通費も出たりと、一般企業と変わらない環境を整えてもいるんですね。制度面でも支えられたと感じます。

“ゼッタイ”店長目指すべき？ “普通に”やれば自然に活躍できる

おかげで未経験スタートでも、1か月ほどで流れや作業は覚えられました。3、4か月で、女の子の面接まで任せてもらっていたぐらいです。

前職も役立ちますよ。僕で言えばバーでの接客経験を電話対応や女の子のサポートに活かせました。感覚的には“普通にしていれば”、自然に活躍できるようになるのかなと。意見や提案にも耳を傾けてもらえますし……。

やがて1年経たずに主任の役職をもらって。それ以前から田中さんに「この世界に来たなら、ゼッタイ店長目指すべき。店舗展開ぐらいしないと、いつか飽きちゃう」と言われていたんですね。

なので博多に続いて小倉にもお店を出すと聞いた時、「ぜひ僕に！」と。その時はまだ大阪の本店勤務。まさか自分が九州に行く日が来るなんて、夢にも思ったことなかったですけどね（笑）。

早くも女の子10人在籍。お客様の入りも上々。なぜ可能なのか

10月末に小倉に来て、11月1日にオープン。サイトをつくって女の子集めてって、まったくのゼロからです。

早くも10人女の子が在籍してくれて、お客様の入りも上々。やはり“SM”の看板は強くて、競合他店と比較しても、まずアクセス数が多いんです。

北九州に同じコンセプトがないから、需要を掘り起こせたんでしょうね。事実「SM初めてで……」というお客様も少なくありません。

料金がノーマル店に比べて高いからか、紳士なお客様が多いと感じます。とは言えサービス的にはハードなわけで、女の子とのコミュニケーション、ケアはすごく大事。1つの仕事が終わる度ごとに、「どうでした？」と状況をくわしく聞くようにしています。

今や実績もノウハウも。あなたにできない理由は、どこにもない

確かに『CLUB DEEP』は大阪・関西ではネームバリューがあるし、博多でも成功した。でも小倉は更に、人口からして少ないわけですよね。

それでも早々から好評なのは、それだけ“非日常”を求める層が多いんだと思います。この調子で小倉を軌道に乗せ、どんどんエリアを広げていけたらいいですよね。

そのためにこそ必要なのがスタッフ。昇給もポストもほんとにやる気と成果次第なので、ぜひ。今や実績もノウハウあるので、未経験でも全然始められますよ。

大丈夫。僕だって経験なしでここに飛び込み、見知らぬ土地で新店を立ち上げられるまでになれたんです。あなたにできない理由は、どこにもありません。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

わずか3年で新店立ち上げを任されるまでになったという池田さん。仰るように、背景には組織の“人間関係の良さ”があるのでしょう。
ご自身が良い先輩に出会えたからこそ、池田さんもきっと優しい店長さんに違いありません。スタッフは女性もOKとのこと。私も東京から応募しちゃおうかな？（笑）