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一般職(内勤・スタッフ)】竹田雄二さんのインタビュー記事

2018年入社

竹田雄二 (34歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:不動産業

2019.3.30

努力がフェアに評価される職場。30代半ば、やっと将来を夢見ていいんだと知った

この記事のポイント!

  • 資格を取っていざ上京! でもやっぱり、将来が見えない
  • 前職や職歴は無関係。“人物”と“やる気”を見てくれた
  • 自分がやった分、頑張りが評価されて、昇給昇格もスピーディ

景気に左右される不安定な仕事から抜け出したくて

出身は長野県です。工業高校を出たこともあって、メーカーの工場でものづくりをしていました。学んだことが生かせるから、何かを作ることは嫌いじゃなかったんです。

でも、これからどういう人物になっていきたいとか、将来こんなことがしたいとか、そういうものはなくて、日々の生活のために働いていた部分はありますね。若かったから。

だから同じような業種を4、5年続けたら転職して。そういう日々を過ごしてましたね。

ただ、製造業や工場の勤務って、どうしても不安定な仕事なんです。景気や商品の売れ行きに左右されることが多くて、個人の頑張りでどうこうできるレベルではありませんでした。

ちょうどリーマン・ショックの影響もあって、人もどんどん削られてきていて。このまま漫然と仕事をしているだけではダメだなと、30歳くらいで気持ちを切りかえて、上京を決めたんです。

資格を取っていざ上京! でもやっぱり、将来が見えない

実は工場勤務時代から、マンション管理士や管理業務主任者資格を取得していました。国家資格だから、働きながら取得するには、仕事が終わってから勉強しなくてはいけなくて、それなりに大変でしたよ。

長野にはマンションがほとんどなかったこともあって、東京で心機一転、不動産業にチャレンジしようと思いました。努力が評価されない、不安定な仕事はもうこりごりでしたから。

未経験で飛び込んだのにもかかわらず、会社は気さくな人たちばかりで。親切に接してもらえて、社内の雰囲気は悪くありませんでした。

仕事はマンション所有者のサポート業務がメインで、管理組合と顧問契約を結んで、組合の運営全般をフォローしていました。人と接することは好きなので、業務自体にはやりがいも感じていいたんです。

ただ……やっぱり先が見えないし、工場で働いていた頃とはちがって、未来を見すえて働きたいなという気持ちが膨らんでいったんですよね。

僕はずっと、こうやって同じような仕事を続けていくだけなのかな?と。4年も経つと、別の業界でステップアップしたいっていう思いが抑えられなくなっていました。

前職や職歴は無関係。“人物”と“やる気”を見てくれた

この業界を転職先に選んだ理由ですか?

転職を繰り返していても、それが“傷”にはならないってことかな。前職や職歴がどうのこうのではなく、最初から頑張れば頑張っただけの待遇を用意してくれる。

ウチは創業から20年以上の老舗で、業界での歴史もある。長く続く企業としての信頼や安心感も大きかったですね。転職を繰り返し、「これからどうなるんだろう……」とちょっとネガティブになっていた部分もあります。そんな僕に「会って話をしたい」と言ってくれたのもありがたかったです。

この業界には、お客としても足を踏み入れたことがありませんでした。だから何もかもが初めて。基礎の基礎から学んだ感じです。女の子の仕事の準備、片付けの手伝い、清掃まで、基本的なことから業務をスタートしました。

今だから言いますけど、正直先入観があったんですよね。なんというか、もっとアバウトな雰囲気でやっているんじゃないか、いい加減なんじゃないかという。その認識は完全に間違っていたことを知りました。

とてもきっちりしていて、働いている人をよい方向に導こう、きちんと教えていこうという姿勢が明確な会社なんです。マニュアルも、これまで働いてきたどの仕事より整っていますよ。僕が今までいた業界のマニュアルは、一体なんだったんだと思うくらいです(笑)。

あと、「仕事は見て覚えろ!」みたいな職人気質の人が多い業界だと思っていたんですけど、それも違っていました。上下関係もないし、先輩たちもフランクに教えてくれます。

自分がやった分、頑張りが評価されて、昇給昇格もスピーディ

待遇の面は、聞いていた通りで自分次第。本当に、仕事さえこなせれば、しっかり評価してもらえました。5カ月の間、何回か昇給・昇格させてもらっているんです。やる気を出して頑張れば、必ず評価される会社なんだなって思いました。これまでの職場とは、モチベーションも変わりますよね。

受付来店型のお店なので、女の子はもちろん、お客様ともコミュニケーションを取りながら、いろいろ覚えているところです。対応力を問われるシーンも少なくないですけど、前職の経験も生かしつつ、スキルを磨いている感じですかね。

最近、少しずつですが、求人面接にも携わるようになって……。自分が面接で会った女の子が採用されて、一緒にプロフィールを考えたり、写真を撮ったり。一緒に店を作っているんだなと思うと、ワクワクするというか、やっぱり面白いですね。

臨機応変に対応できる店長になるのが夢!

右も左も分からない状態で入って、やっと5カ月です。今の目標は、仕事の基礎をきちんと身に付けて、1人で何でもこなせるスタッフになること。いつかは店長になれたらなっていう夢もあります。

現店長が、やっぱり業界未経験で入社して、3年ぐらいで今の地位までステップアップしてるんですよ。僕も尊敬してるんですけど、どんな場面でも対応が速くて、的確な指示を出してくれるすごい方なんですよね。

女の子のことをすごくよく覚えているんです、店長。「この子はこういう子だ」って、女の子の特徴や雰囲気も、すべてインプットされているんですよね。そして、出すべきところで迅速にアウトプットしていて……。

お客様のご様子からすぐに、「ここであの子を入れればいい」「この子に付けられるお客様だ」とかを、瞬時に決めちゃうんですよね。その記憶力、判断力はほんとにすごくて、側で見ていても「真似できないなー」と。

僕はまだお客様と話していても、「この方はどんな女の子が好みなんだろう? どういう風におススメすれば、心を動かすことができるんだろう?」って、常に試行錯誤しています。

まだまだですよね。でも、こうして努力した成果が、自分に返ってくる。フェアに評価していただける。この手ごたえは、これまでのどの仕事にもなかったものです。

だから、やる気があって、一般的な社会常識がある人であれば、それで充分だと思うんです。僕も、平等にチャンスがある会社、仕事に出会えたことに、素直に感謝していますよ。

(インタビュー:徳山央樹)

取材後記

椙山 華

執筆者

椙山 華

働きながら国家資格を取得するなど、努力を続けてきた竹田さん。真面目なのに仕事へのモチベーションが上がらなかったのは、いい職場との出会いがなかっただけ。異業種、異業界であっても臆することなく飛び込むことが、運命の職場との出会いを引き込むんだなということを、あらためて感じたインタビューでした。

プロフィール

竹田雄二

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:不動産業)