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一般職(内勤・スタッフ)】松山俊哉さんのインタビュー記事

2018年入社

松山俊哉 (28歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:建設作業員 ⇒ 美容関係

2019.4.24

起業の後に戻った風俗の世界。“人”を学びつつ、いつかまた、自分の事業を

この記事のポイント!

  • 感じた周りとの距離感。起業に踏み切り、奮闘した2年間
  • 電話1本の難しさ。でも、システム化が進んでいて……
  • 売上が上がれば、店長も夢じゃない。まずはそこを目指す

「外の世界を見て来い」。建設現場から、ホテルヘルスへ

業界歴自体は、4年になります。ここに来る前に、美容関係の仕事を挟んで、ホテヘルで3年働いたんです。

ホテヘルで働くことになったいきさつがすごくて(笑)。当時建設現場で作業員をしていたんですけど、社長から「ちょっと外の世界で修行して来い」って、知り合いのお店を紹介されたんですね。

翌日何もわからずに飛び込んだら、この業界だったんです。正直びっくりですよ。

ただ、仕事に興味がないことはなかったんです。中学校を卒業してから10年以上、ずっと現場1本だったんで、初めての職種と場所に、ワクワクもしていて……。

「やってみるか」って。わりと前向きでした。

感じた周りとの距離感。起業に踏み切り、奮闘した2年間

実際働いてみた第一印象は「すごく頭を使うな」って。接客にしたって、建設関係の元請さん相手に話すのとは全然違いましたから。

そもそも僕、接客は初めてどころか、アルバイト自体したことなかったので、最初は苦労しました。

まず同僚とも話せないんです。みんな高校とか大学の話をするんですけど、僕は義務教育を終えたらすぐに働きだしましたから、話に乗れない。逆にみんなは、僕が社会に出るのが早かった分、冷めているというか、距離を感じていたみたいなんですね。

それで僕、起業して、美容関係の仕事を2年間くらいやってみたんです。

悪くはなかったんですよ。出だしは特に良かったんですけど、波があって。

そんな時に、知り合いを通してここを紹介されたんです。3年の経験もありましたし、じゃあもう1度、この世界でやってみようかって……。

電話1本の難しさ。でも、システム化が進んでいて……

来てみて、最初は少し戸惑いました。前はホテヘルなんで、受付があった。今度は電話1本なんで、難しさを感じましたね。表情がなく、お客様の気持ちを判断できる材料が、声だけですから。

失敗というか、なかなか成約に至らないことも多かったです。1年経った今も、自信たっぷりと言うには早すぎますね(笑)。

ただ、『熟女家』って、すごくシステム化が進んでいるんですよ。女性とお客様の傾向がデータ化されているんで、それに合わせてご案内ができるんです。

新人さんも顔やスタイルで検索できるし、もちろん辞めた方がデータに残っていることはありません。お客様に、よりスピーディな提案が可能なんですね。

“このお客様にはこの女性”みたいな感じで、いずれもっと簡単に、パッとデータが出るようなシステムにまで、進めていく予定なんです。そうなると、新入社員だって、最初から臆さずに接客ができるようになりますよね。

売上が上がれば、店長も夢じゃない。まずはそこを目指す

今、主任です。下に年上の30代、40代のスタッフがいて、その方たちをどう動かしていくか。女性に関しても、1人ひとりのケアをどうするか。日々悩みながら、お店を回しています。

自分の思う通りに店を回せた時は、けっこうな達成感がありますよ。いつもいつもというわけじゃないんで、コンスタントにそうできるようになりたいですね。僕だけじゃなくて、女性もスタッフも含め、みんなが楽になりますから。

目標? やるからにはもっと上に行きたいですよね。僕ががんばって売上が上がったとなれば、店長も夢じゃないと思うんで、まずはそこを目指したいです。

学びのすごく多い仕事。いつかはまた、自分の事業を

ここはすごく働きやすいですよ。とても仲が良くて、ときどきみんなで食事に行ったりもします。

上下関係もそんなにないですね。年齢層が幅広いし、売上が上がれば、みんなで喜び合う雰囲気です。気持ち良いですよ。

それに今はシステム化がすごく進んでいるので、未経験の方も、すごく業務に入りやすいと思います。

おススメは、1日体験入店。生の現場に触れて、自分の向き不向きとか、人の感じがわかりますから。

僕より若いという方にも、すごく良い職場だと思うんです。たくさんのことを学べる環境ですから。

どの職業でも、上に立つ方って、人を使うのがうまいですよね。お客様にはこういう接し方をする、女性にはこういう気づかいが必要、同僚の信頼を勝ち得るにはどうするか……。

この学びが生きるのって、風俗に限らないですよね。僕、いつかはまた、美容関係の自分のお店を始めたいと思っているんで、先輩や店長から色んなことを教えていただけるこの職場は、正直とてもありがたいんです。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

早々に社会人となり、世に揉まれたという松山さん。孤独を感じた中で、一度は起業というチャレンジにも踏み切りました。今はまだ日々勉強とご謙遜ですが、1年で主任になれたのは、その学びの賜物でしょう。まずは、店長に。そしてまたいつか、自分の事業ができたらステキですね。これからのサクセスストーリーを、藤野も楽しみにしています。

プロフィール

松山俊哉

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:建設作業員 ⇒ 美容関係)