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ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

一般職(内勤・スタッフ)】 黒澤和光さんのインタビュー記事

2019年入社

黒澤和光 (25歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:ホスト

2019.7.10

ホスト時代は24時間臨戦体制。心の余裕を求め、たどり着いたのがこの業界

この記事のポイント!

  • ホストは24時間臨戦態勢。心に余裕を持てる仕事を求めた
  • 電話対応1つとってもコツがある。この仕事は意外と深い
  • 目標はホスト時代以上。英語を学んでインバウンド需要を狙う

バーテンで月50万円稼ぐ方法。相手に合わせた話題を振る

小さい頃の夢ですか? お金持ちです。

というのも、僕の母親が病気がちだったので、入院費等で家庭があまり裕福じゃなかったんですよ。中学生くらいの頃から「この世はお金がないと何も出来ないんだな」って憂えてました(笑)。

なので、高校を卒業してすぐ働き始めます。ファミレスの店員、バーテン、ホストを経て、デリヘルに来たという感じです。

バーテンは友達の紹介ではじめた仕事だったんですけど、基本給以外にもドリンク代がバックされる仕組みだったので、やり甲斐がありましたね。月に50万円くらいいただいてました。

稼ぐコツですか? 難しいことはしてないんですよ。人って楽しければ、自然とお酒の量も増えるじゃないですか。だから相手を見て、その人に合わせた話題を振る、ただそれだけ。別に自分は面白い話をしなくてもいいんです。

あとは、適切なタイミングでの相槌を意識していたら、いつの間にかお給料が増えていたという感じですね。

月250万円稼ぐホストに。研究したのは『花より男子』

ホストは、バーでの接客を見た友人に「お前、絶対向いてるよ!」って勧められたんです。正直興味はなかったんですけど、あまりにもしつこく勧められたので、体験入店をしてみたら「意外とできそうだぞ」って思って(笑)。

2年勤めて、最高で月に250万円いただきました。平均しても月100万円以上はあったんじゃないかな。

そこまで稼げるようになったのは、少女漫画を片っ端から読み漁ったからです。

お客様と話していて、意外と“ベタなキュンキュン”が求められてるってことに気付いたんですよ。少女漫画ってそういうシチュエーションのオンパレードじゃないですか。なので研究して、接客に取り入れていたんです。

特に、『花より男子』の道明寺司の言動はかなり参考にしました(笑)。

ホストは24時間臨戦態勢。心に余裕を持てる仕事を求めた

ホストの仕事は、たしかにお金の面では余裕ができたんですけど、肉体的にも精神的にもかなり消耗していました。寝ないでお客様に連絡してましたし、面倒くさいこともかなりあったんで、「もう少し、心に余裕を持てる仕事に転職したいな」って思うようになったんですよ。

どうせなら、ホストで学んだ女の子対応のスキルを活かしたかったんで、「じゃあ、風俗業界かな?」と考えるようになりました。

これは媚びでもなんでもなく、FENIX JOBを使って求人を探していたんですよ(笑)。

何店舗か面接に行ってから決めようと思っていたんですけど、最初に面接していただいたここの印象がすごく良くて、その場で入社を決めちゃいました。

事務所の雰囲気がすごく良かったのと、面接を担当していただいた方がすごくフランクに接してくれたからですね。

電話対応1つとってもコツがある。この仕事は意外と深い

実際に働いてみてですか? 電話対応1つとってもコツがあって、「この仕事って意外と深いんだな」って感じています。

たとえばAとBの女の子がいて、Aを薦めたいって時に「Aが絶対オススメです!」ってど直球を投げると、お客様は「どうにかしてAを売りたいんだな。何か理由があるはずだ……」って怪しんで、むしろ引いちゃうんですよ。

だから、お勧めする時は「Bもいいですよ。ただ、お客様だったらAの方が……」みたいな感じで、下からそっと投げる。そうすると「じゃあ、Aにしようかな」って、キャッチしてくれるんです。

店長とか電話対応が上手いスタッフの会話を聞いてると、毎回「キャッチしやすい言い方だな~」って感心しますね。日々勉強だなと思ってます。

絶対に文句の出ない対応は難しい。ただ、できることはある

ホスト時代、お客様の中には風俗で働いている女の子も多かったので、よくお店の文句を聞いてたんですよ。

だから、なんとなく「こういうところに気をつけて働けばいいんだろうな」っていうのは分かっていたんですけど、いざ実際にスタッフをやってみると……、上手くいかないもんですね(笑)。

よくキャストさんに言われるのが、「なんでお客さんをつけてくれないの?」ってこと。

大前提として、“お客様に満足していただけるキャストさんをご案内する”っていうのがあるんですけど、その中でも優先順位ってあるじゃないですか。やっぱり、努力している子にはお客様をつけてあげたい。

そうすると、それ以外のキャストさんって不満に思ってしまうんですよ。誰からも文句を言われずにつけまわしをするのって、かなり難しいと思います。

でも、その不満をできるかぎり小さくするために、スタッフができることはたくさんあります。

一番はコミュニケーションかな。挨拶、雑談、とにかく毎日声をかけて、蔑ろにしない。不満にもちゃんと耳を傾ける。謝った上でこっちの事情も伝えて、折衷案を出す。それを守る。

ホストの仕事も、こういう“女の子の感情を上手くマネジメントする仕事”だったので、経験は活かせているかもしれません。

じゃあ、ホストがこの業界に向いているかって言われると、そこはフィフティフィフティかな~(笑)。ホストの中には、女の子大好きってタイプもいますからね。キャストさんに手を出してしまうような人は、絶対NGです!

目標はホスト時代以上。英語を学んでインバウンド需要を狙う

今は主任候補ということで、月40万円くらいいただいてます。

確かに、ホスト時代と比べたら減りましたけど、自分の時間ができたし、この年齢で考えたら充分ですよね。でも、まだまだ上を目指せる業界なんで、ホスト時代と同等くらいまでは稼ぎたいと思っているんですよ。

そのために、いま英語の勉強をしています。ウチは外国の方もOKのお店ですし、風俗のインバウンド需要は確実に増えていくと思っているので、僕がスムーズに案内できるようになれば、売上も上がるかなって。

そうやって、自分の得意ジャンルを増やしていきたいですね。

他のスタッフにも各々強みがあって、お互いがお互いの強みを信頼しているので、ウチはすごく“チーム”って感じがします。仲もいいし、すごくバランスの取れた組織だと思いますよ。

新しく来る方にも強みを持っていただいて、みんなでグループ1位。いや、渋谷エリア1位のお店を目指していきたいですね!

取材後記

徳山 央樹

執筆者

徳山 央樹

「誰からも文句を言われずにつけまわしをするのって、かなり難しいと思います」。黒澤さんのこの発言に、「スタッフさんは絶妙なバランス感覚が必要である」ということを感じました。他人の感情をマネジメントする、かなり深い仕事なんですよね。この取材を通じて、業界への理解が更に深まりました。

プロフィール

黒澤和光

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:ホスト)