【一般職(内勤・スタッフ)】田中亮太さんのインタビュー記事
2016年入社
田中亮太 (25歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:不動産営業
2019.9.12
人との会話で大切なのは、”本音”。25歳副店長の、現在地
この記事のポイント!
- 目標の金額を稼ぐための“期限”を、話し合ってみる
- 建て前の裏に、必ず本音。聞けるお店になれているか
- 夢は、起業。定めたタイムリミットまで、あと4年
年功序列な企業体質に嫌気。たとえ定時に上がれても……
3年前までは、賃貸不動産の営業をしていました。
不動産の営業って、結構長時間拘束されるところが多いと思いますけど、前職に関しては定時に上がれることがほとんどで、プライベートに多くの時間を使うことができていました。
でも、働いていくうちにいくつか不満が出てきて……。
1番の不満は会社の企業体質。当時のお給料はそこまで悪くはなかったんですけど、年功序列ということもあり、役職であったり立ち位置、待遇などが年齢や社歴で決まっていました。
そんな中、会社の業績があまり良くなかった時期が来て「タイミング的に転職するなら今かな」と思って、会社を辞めることにしたんです。
その後転職先を探すことになるんですが、僕の友達がこの業界で働いていて。給料面が前職よりも良いことはもちろんなんですが、若い店長も多くいるということを聞きました。
年功序列じゃなく、若くしてキャリアを積める、上の立場も経験できるということに、魅力を感じたんです。そしてサイトでいくつかのお店をリサーチしているうちに、ここのお店に巡り合えました。
目標の金額を稼ぐための“期限”を、話し合ってみる
入社してから最初にやった業務は、お部屋の清掃や受付業務。後は、お客様をお部屋に案内することでした。
実際に働いてみて感じたのは、周りにいい意味で変わった人達が多いなということ。他人と違う感覚を持っている人がたくさんいて、面白さを感じたんです。
そしてその自分なりの個性というのが、接客はもちろんですけど、女の子との会話にも生きるんですね。すごく学びになって、おかげさまで2年で副店長になれました。
でもなってみると、女の子の管理にはやはり難しさを感じますね。僕にとっては普通、常識なことが、女の子にとってはそうじゃないということもままあるので。
彼女たちに理解を示す努力をしつつ、モチベーションを上げるのが大切ですよね。例えば貯金であったり、奨学金の返済であったり……。
効果的なのは、目標の金額を稼ぐための“期限”を、話し合ってきっちり決めてあげること。その上で、シフトを逆算させて組むと、お互いの理解も進むし、“一緒に歩む”という仲間意識を育めるんです。
建て前の裏に、必ず本音。聞けるお店になれているか
仕事で心掛けているのは“本音”を常に意識するということ。「僕にこう言ってきた本音は何なのか」というところですね。建て前の裏に、必ず本音が隠れていると思うので……。
細かいところまで対話を重ねて、最終的に「実は」が出るような形で、話すようにしています。そうしないと、スタッフの場合でも女の子の場合でも、こちらから真のフォローができないんですよね。建前の部分を付け焼刃で補うだけになっちゃう。
例えば、お店を「辞めたい」と言う女の子は、だいたい本当の理由、本音は言わないものなんです。
「ほんとにそう? 言いたいこと、僕らへの不満、心にあるんじゃないかな。言っていいんだよ」
もちろん無理に引き留めたりはしないです。でも僕らや環境で改善できることなら、やっぱりこちら側が直さないといけないですよね。申し訳ないし、せっかく頂いた縁なんだし。
挫折したところで、そのポジションには別の誰かが
昔は話なんかしないで、落ち込んだりもしたんです。在籍の女の子も売上も減らしてしまったことがあって。
「俺には管理能力がこんなもんしかないんや」なんて思ったこともありました。
でもそんなこと言っても始まらない。落ち込む前に動く、女の子ともスタッフとも話す……。
「挫折したところでまた代わりの人間がやるくらいだったら、自分でやろう」
責任感が生まれたことによって、色んなことがうまく回るようになりました。
夢は、起業。定めたタイムリミットまで、あと4年
この仕事のやりがいは、良い売上をどうやって作っていくかというプロセスの部分。
普通の一般職だったら、若くて社歴の浅い人間には、管理職を任せてもらえないじゃないですか。
25歳という年齢で、人を動かす、マネジメントしていく仕事をたくさん経験できるのは、すごくやりがいを感じますし、日々成長を実感できています。
実は僕、家系的に父や祖父が経営者をしているんです。そういう環境で育ってきたので、自分も経営者になりたいなって……。こうして学んだ先に、自分で起業したいというのは、ずっと頭の中にありますね。
何をするかは具体的に何も決まってないんですが、今のところ、29歳までには起業したいなと。逆算すると、4年後ですよね。自分の中では、まだスキルも経験も、半分ぐらいです。
「遊びたい」っていう気持ちはそんなにないんです。「車や時計が欲しいな〜」ともたまには思うんですが、本当に、今は仕事のことで頭がいっぱいですね(笑)。
将来の目標に向かって、どうスキルアップしていくか、どう成果を残していくか。ここにいる間は、そればかりを考えて日々を送る気がしています。
(インタビュー:新海亨)
取材後記
プロフィール
田中亮太
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:不動産営業)