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企画・マーケティング】前田貴さんのインタビュー記事

2011年入社

前田貴 (44歳)

企画・マーケティング

前職:Webマーケター

2019.9.17

デリヘルがどういうビジネスか、わかっていますか? 勝てる企業には、理由がある

この記事のポイント!

  • デリヘルの送迎ドライバーには2種類いる。“楽しい”のはどちらか
  • “おもてなし”の接客は、特別じゃない。どこのお店でもやっている
  • 業務も職種も超えてしまう。そういう職場こそが、おもしろい

自分は“何でも屋”。どんなことにも好奇心で、ここまで来た

どうも、はじめまして。前田です。

……前職から、ということですね。でも僕の場合、ちょっと難しいんですよ。

自分で“何でも屋”と言ってしまうとあれなんですけど、本当に、好奇心のままに何でもやってきた人間で(笑)。

一応はクリエイターということになるんですかね。効果的な広告をプロデュースして、ときには自分でもつくって、ターゲットのお客様に訴求するというのがお仕事。

ただ、例えば僕はプログラマーではないんで、プログラミングはできません。でも「新しいサイトをつくるから、人も足りないし、プログラムを組め」と言われれば、組みます。

どうやって?(笑) そりゃ調べます。ネットも本もあるんだから、勉強すれば良いだけですから。

楽しいじゃないですか。自分の知らないことをそんな風に知っていくって。お金が発生すれば、なお楽しい(笑)。ずっと、そんな人生ですね。

デリヘルの送迎ドライバーには2種類いる。どちらが“楽しい”か

ここに入ったのは、7、8年前になるのかな? やっぱり“Web周りを見る”ということで入社したんですが、最初の数年は送迎ドライバーもやりましたよ。運転は嫌いじゃないですし、中を知れば、絶対Webにも広告にも活かせるのはわかっていたんで。

それに、デリバリーヘルスってドライバーは“必須”ですよね。知っておけば、何があったって食いっぱぐれないし(笑)、いざとなったら副業としてヨソでバイトもできるじゃないですか。損はないですよね。

これはウチにドライバーとしてご応募する方にも伝えたいんですけど、ドライバーには2種類いるんです。それは、

時給が上がるドライバーと、上がらないドライバー(笑)。

スタッフからのコールを受けて、ナビを見てホテルやお客様のご自宅にっていう方は、やはりなかなか時給は上がらない。努力している人に勝てないんです。

勝てるドライバーさんは、初めての土地はナビで行っても、着いてからその場でGoogleマップを見たり、周辺を走ってみたりします。送迎の際に大事なのは、まず迷わないこと、次に最短距離で目的地に辿り着くこと。“停車時に何ができるか”が、仕事のしやすさを決めるんですね。

僕は早かったですよ、道覚えるの。抜け道探すの好きですしね(笑)。女の子に驚かれることもありました。

「着いたよ」
「え? 早い。こんなの初めてだよ。あと30分あるよ」
「そうか。返って悪いことしたかな」
「ううん。助かるかも。30分寝て良い?」
「……いいけど、20分にしようか。寝起きの顔で行けないでしょう?」
「そっか。そうだね。そうする」

女の子に掛ける言葉1つ取っても、“仕事”のことを考えて。そのためにはもちろん、自分の携わっている仕事は一体何なのか、考える必要がありますよね。どんな分野でも職種でも、頭を使える人が、やっぱり上に行くんです。

もちろん、ただ走るだけでも最初の決まった時給は頂けるんですよ。でもどうせならもっと欲しいじゃないですか(笑)。それにこっちの方が、楽しいですよね。たとえ副業やスキマ時間で稼ぐドライバーさんでも、それは同じだと思うんです。

“おもてなし”の接客は、特別じゃない。どこの店でもやっている

こんな感じで色んなことに首を突っ込んだり、業務にも「こうしましょう。ああしましょう」を言うタイプだったんで(笑)、上もドライバーだけやらせるなんてもったいないと思って下さったんでしょうね。すぐに本来の広告周りを見るようになりました。

ウチはその意味では、目の付けどころは早かったと思います。デリヘルという業態についての、理解が早かったというか……。

皆さんよく、「デリヘルもサービス業なんだから、おもてなしの心が大事」って仰るじゃないですか。

当たってなくはないです。その通りでしょう。でもそれって、ソープランドさんでもホテヘルさんでも同じですよね。風俗全般みんなそうでしょう。

何が言いたいかっていうと、おもてなしだけで良いんだったら、どこのお店も利益出しているはずですよ。おもてなしは“当たり前”のことなんです。

勝つ企業は、デリヘルがどういうビジネスかを知っている

“デリヘルは、ネットビジネスである”

その点『es』は、僕が入社した当初から、そのことをよく理解していました。

新店ができるとなれば、まずホームページをつくる。そして数多ある媒体の強みをリサーチして、出す広告と時期を使い分けます。もちろん幾ら時間とコストを掛けて、どれくらい返りがあったかはきちんと分析。費用対効果は常に考えます。

ここで大切なのは、正解ってないんですね。あるキーワードがあって、それが当たったとする。でもなぜ当たったかって、実はわからないんです。

なぜかを考えるよりも、当たるまでキーワードを探り続ける方が重要で、もっと言うと、一度当たった言葉が、また当たるとは限らない。だからその変化に対応して、また考えたり、媒体を代えてみたりするんですね。

デリバリーヘルスも、できて20年ぐらいですよね。勝っているところって、例外なく広告戦略がうまいはずですよ。

業務も職種も超えてしまう。そういう職場こそが、おもしろい

こういう工夫は、電話を取るスタッフにも求められるところですよね。

例えば、電話口でお客様が60分か90分かを迷っていたとするでしょう? この場合、どうすれば良いか……。

「じゃあ、女の子を見て決めてください」

こんな風にご案内するのが、最適解なんです。なぜか?(笑) ウチのかわいいキャストさんを前にするとね、大概のお客様が、90分を選択するものなんですよ。これだって戦略なんです。

こうして見ていくと、ドライバーにだってクリエイターにだって、電話を取るスタッフにだって、できることは色々あるのがわかりますよね。ワクワクしてくるでしょう?

強いお店、強い企業って、こんな風に業務のワクなんて越えちゃって、色んな工夫のできるスタッフが、たくさんいると思うんです。

そして『es』こそが、そんな意欲的なスタッフの集う店でありたいなって、僕はそう思うんです。

(インタビュー:徳山央樹)

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「プログラムは組めませんけど、組めと言われれば調べますよ」。この言葉から、前田さんが決して「できない」という言葉を口にしない方だというのがわかります。またそれでいて、仕事を“やらされていない”というのも伝わってきますよね。常に好奇心のかたまり。こんなスタッフが集まっていたら、確かに職場は楽しいでしょう。

たとえアルバイトのドライバーさんであっても、提案は自由。意欲と能力次第で、正社員登用もあるそうです。“ワクワク”が欲しい方には、ピッタリの環境だと思いました。

プロフィール

前田貴

企画・マーケティング

(前職:Webマーケター)