【一般職(内勤・スタッフ)】川内良雄さんのインタビュー記事
2016年入社
川内良雄 (41歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:営業職
2019.10.18
挫折から始まって、営業職を転々。でも今、夢を描けている
この記事のポイント!
- 他業種で身に付けたスキルを、存分に活かせる仕事
- 自分のミスは、会社のミスに。キャストさんの信頼だって
- 「おはようございます」。声のトーンにまで、気を配れるか
工場を継いだが、倒産。営業職を転々としていたが……
もともとは僕は、実家の工場を継ぐつもりでした。昔からそう思っていたんです。
工業高校を卒業後に、修行がてらまずヨソの工場に就職しました。真空ポンプをつくっていたところで。そこで4年ほど働いた後に、実家の工場を継いだという感じです。
だけど当時、不況の煽りをがっつり受けてしまって、結局倒産させてしまったんですよ。すごくショックでした。
その後、半年から1年ぐらいブラブラしていたんですが、いつまでもそんなことを続けてられませんよね。父の知り合いの社長に声をかけていただいて、営業の仕事を始めたんです。
最初は「黙々と仕事がしたいタイプだから、向いてないんじゃないかな?」なんて考えていたんですけど、いざ働いてみると、色々な方と話せることが、楽しくなってきて……。
ところがここも、リーマンショックの煽りを受けて、業績が悪化しちゃったんです。とてもいられなくなって、そこからは営業職を転々としたんです。
でも行く先々での無理がたたって、からだを壊しちゃったんですね。38歳という年齢がネックにもなって、その次の転職先となると、なかなか見つからなかったんですよ。「営業以外で何か」と考えていた矢先に、「年収1,000万円も目指せます」という求人広告を見つけたんです。
それが『元町奥様』との出会い、風俗業界との出会いでした。
他業種で身に付けたスキルを、存分に活かせる仕事
最初は正直、不安もありました。
「コワい人がいるんじゃないか」というのもそうですし、「自分にできるのかな」という思いもありました。
でも実際に入ってみたら、全然違って。面接時に部長が仰っていたのと同じで、それまで勤めてきた企業と変わらない雰囲気でしたし、会社の考え方・理念なんかも、一般と同じように感じました。「業種が違うだけなんだな」と思って……。
さらに一通り業務を行う中で、今まで自分が身につけてきた営業スキルを、ここで活かせるというのもわかってきました。
それまでは不動産やケーブルテレビへの加入を、営業としてお客様に薦めてきた。ここではお客様にマッチングするキャストさんを考える。在籍している数多くのキャストさんを1人ひとりのニーズにあわせて薦め、対価として料金を頂く……。
その意味では一緒なんですよね、行われていることは。とても心強く感じました。
自分のミスは、会社のミスに。キャストさんの信頼だって
とは言え、入社当初はミスもいっぱいしてしまって。
例えばキャストさんからシフトを頂くんですが、オフィシャルサイトに反映させる際に、時間や曜日を間違っちゃったんですね。休日を出勤日にするような間違いをしてしまって……。
情けない話なんですが、最初はそんな凡ミスもあったんです。上司に怒られるのはもちろんなんですけど、何よりキャストさんに申し訳なかったですよね。僕のそのうっかり1つで、予約が飛んで、収入に響くわけですから。その時はもうあやまり通しでした。「二度と同じミスはしません!」と。
それからは、とにかく注意深くですよね。もし続けば、お店がキャストさんの信頼を失ってしまいますから。
「おはようございます」。声のトーンにまで、気を配れるか
当時も今も、キャストさんからの信頼が厚いのはやっぱり店長です。
店長の様子を見ていると、先の読み方が違います。次に起こることを考えながら行動していて、“このまま行くとこうなる”ということを、常にイメージしているような印象です。
髪型1つ、髪色1つに気づくというのもそうなんですけど、キャストさんが来た時に、「おはようございます」がいつもより元気ないなとか、そういうことにすぐ思い至って、声を掛けるんです。だからケア、フォローが早いんですよね。
自分も同じように、とは思うんですけど、まだまだ、同じようには気を配れません。
年収1,000万円の目標は変わらず。日々の先にきっと
将来ですか? せっかく入ったんですから、年収1,000万円目指したいですよね。それがあってこそ入社したわけですから。
そのためにはまず店長クラスの人財にならなきゃいけない訳ですけど、今のままでは、全体的な経験値が足りません。
この仕事って、日々起きることがぜんぶイレギュラーなんですよ。キャストさんが体調を崩した、ということもありますし、ママでがんばっている方だって多いですから「子供が熱を」なんていうのは切実ですよね。絶対バックアップしてあげなきゃいけない。
こうなると、シフトが変わってきますし、指名が入っていればお客様に謝らなければいきません。そのうえで「こちらの方はいかがですか」と案内もできるかは、スタッフの力量だと思うんです。
常にそういうことを意識して、日々努力を重ねて……。
その先に年収1,000万円が待っていると思いますし、それを信じられるということに、とても感謝しています。
(インタビュー:徳山央樹)
取材後記
プロフィール
川内良雄
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:営業職)