ティーパワーズ株式会社【営業】今泉さんのインタビュー記事
ティーパワーズ株式会社
2006年入社
今泉 (43歳)
営業
前職:営業職(商社)
2019.11.11
デスクワークは向かない。飛び込んだAV業界でエンターテインメントに生き、早13年
この記事のポイント!
- 家族と約束した“30歳”という期限。でも、今さら……
- 僕らは営業。でも、車や家を売るのとはワケが違う
- 一時的に売れても、それは成功ではない。モデルを見ているか
芝居をしたくて専門学校に。でも“現実”を考えた時
もともとはお芝居がやりたくて。学校もそっち系の専門学校に通ったんですよ。
ところがアルバイトとして様々な飲食業、ナイトワークを経験している内に、現実を見た気がしたんですね。
それこそ小銭を握りしめている労働者から、大会社の経営者まで。あらゆる人に接し、話してという中で、“俳優として食べていける”というのは、それこそ一握りの人にしか許されないことなんだなって……。
もちろんその少ない可能性を目指すという人生も、ありえたとは思います。ずっとバイトをしながら俳優を続けているという方だって、いるわけですから。
ただ、それを自分の歩みとしては信じられなかったんですね。なので学校も中退して、30歳まで、営業を中心に色んな仕事をしてきました。
家族と約束した“30歳”という期限。でも、今さら……
実を言うと、家族が会社を経営していて、「30歳までは好きにしろ」と告げられていたんですね。
30歳になった時に、さっきの俳優じゃないですけど(笑)、何かものになっていたならそちらを続けろ、ダメなら帰ってこいという話だったんです。
ところが飲食から金融から商社から、20代で幾多の会社を経験している内に「サラリーマンてつまんないな」と……。
今さら親戚の経営する会社に入って、デスクワークをするのが、楽しいことだとは思えなかったんですね。こういう言い方はあれですけど、もっと刺激的で楽しい“現場”にいたかったんです。
「これがAV業界入りした理由です」と聞くと、意外な感じも受けるでしょう?(笑) でも10代から職を転々としてきた僕が、『ティーパワーズ』では13年目ですからね。すごく肌に合ったというより、どこよりもおもしろい仕事だったんで、「気が付けば」というのが、正直なところですね。
僕らは営業。でも、車や家を売るのとはワケが違う
『ティーパワーズ』はプロダクションです。なので、まずは在籍のモデルさんを各AVメーカーにご案内するのが、僕達営業の職務になります。
ただ、勘の良い方はすぐにお気づきだと思うんですけど、これは簡単な仕事ではありません。車や家を売り込むのとは、わけが違うんですね。「どうですか」とアピールするのは、生身の女の子なわけですから。
モデルさんによって、メーカー様の企画に対応できる子もいれば、できない子もいます。「こんな現場や監督なら楽しめる」と言う一方で、逆は“ゼッタイに”できないという場合だってあります。
当然メンタルの好不調もあれば、からだがキツいという時だってありますよね。モデルさんによっては、ドタキャンだってあるんです。その時に代わりのセッティングをするのも、僕らの仕事の1つ。臨機応変な対応や、行動力も求められる仕事なんですね。
一時的に売れても、それは成功ではない。モデルを見ているか
鍵はやはりコミュニケーションですよ。機会あるごとにモデルさんと話をし、ときには目標を聞き、ときには気持ちのケアをする。
イマイチ人気が出ないということで悩んでいれば、性格や私生活にまで踏み込んで“特徴”を考えます。モデルさんの知名度が上がるということは、そのままプロダクションにお金が入るということですから、一生懸命話し合ってプロデュースするわけです。
キレイで積極的で好奇心もあってという子は、自然に人気が出ますし、アタリます。こういうわかりやすい成功は、運みたいなものなので、気にする必要さえありません。
気を付けなければいけないのは、“一見成功に見える失敗”です。
例えば「あなたはこうすればきっと人気が出るよ」と勧め、モデルさんも「そうか」と思って乗り気であったとしても、実は“ムリをしていた”なんていうことだってあるんです。たとえ一時的にこの子の作品が売れたとしても、これは成功ではないんですね。「もうがんばれない」となれば、いちばん傷つくのはこの子自身ですから。
だからこそ、コミュニケーションが大切になってきます。表情を見、会話をし、例えば今回出演した作品を振り返って、次回と今後の出演について、一緒に考える……。
モデルさん自身が楽しめる方向にものごとを進めるのが、営業の仕事なのかもしれません。そして僕は、これは可能だと思っているんです。今や望まれる年齢層は幅広くて、内容もソフトからハードまであってという時代ですから。
“AVだからAVの仕事”は間違い。エンターテインメント企業
育てて、というとおこがましいですが、こうして二人三脚で歩んだモデルさんの知名度が上がり、作品も好評でとなると、やっぱり嬉しいですよね。「やった!」という気になります。
昔と違ってAVは下火なんて言う方もいますけど、全然ですよ。プロダクションの立場で言えば、AV業界からタレントになる方々がたくさん出てくれたおかげで、一般層へ向けての壁や垣根のようなものは、むしろ低くなったとさえ感じます。地上波、ネットTV、Twitterと、使えるメディアだって、こんなにありますしね。
だから入社したら、ただ言われるままにモデルさんの売り込みをするだけでは、つまらないですよ。企画を立てて、イベントに奔走して、モデルさんをアピールできる場を、自分でつくっていくんです。
モデルさんだって、AVの撮影だけではなくイベントがあり、知名度が上がり、一般のドラマに出たりタレント活動ができたりという機会には、ウェルカムという場合が多いです。“AVだからAVの仕事だけ”と思っているのだとしたら、それは本当に誤解です。
エンターテインメントとして、アダルトがある。真剣に、アダルトを考えている。
少なくとも僕は、『ティーパワーズ』はそうですよ。お給料だって、本人の実績によってぐんぐん上がる環境です。「デスクワークでじっとしているなんて嫌だ。おもしろいことをやりたい!」という方には、打ってつけなはずです。
取材後記
どんな業界でも、大切なのはきっと、好奇心。そんな風に感じた取材でした。
プロフィール
ティーパワーズ株式会社
今泉
営業
(前職:営業職(商社))
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企業名 | ティーパワーズ株式会社 |
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業種 | オフィス |
事業内容 | ■各種メディア・イベント等におけるモデル・タレントの提案およびキャスティング業務 ■TV・CF・スチール・イベントなどマルチメディアで活躍する各種人材のエージェント業務 ■Webサイトのプランニング・制作・運営業務 ■アダルトコンテンツの企画・制作 |
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