風俗男性求人はFENIX JOB

同じ学歴、同じ37歳。なのに友人の方が高年収なのを知った時

高校卒業後、調理師の専門学校に入りました。料理がまあまあ好きだったのもありますけど、それよりは「手に何か職を」という思いの方が強かったですね（笑）。消去法というのが本音です。

そんな感じの選択でしたから、20歳でいざ中華料理屋で働いてみても、長続きしないんですね。3年かな？　労働条件は悪いし、月給は手取りで18万円ぐらい。「修行していつかは自分の店を」という情熱もなかったので、結局辞めてしまったんです。

それからは職を転々としています。住宅リフォームの訪問販売に始まって、自販機のルート配送、人材派遣の営業、薬の配送という流れ……。転機となったのは、最後の薬の配送の時でした。友人と飲みに行く機会があって。

たまたま年収の話になったら、彼の方がよほど額が大きかったんですね。同じ学歴、同じ年齢、なのにこんなに差がついてしまうのかと思うと、自分が情けなくなりました。

とは言え今の職場では、これ以上の給与を望めないのは目に見えています。37歳、最後のつもりで、転職活動を始めたんです。

完全週休2日＋祝日も休み。「高収入を得たい」に理解もあった

ところがなかなか決まらなかったんですね。12、3社に書類を出したんですが、落ちまくり（笑）。内4社が一次面接、2社が最終面接という結果でした。

「やっぱりこの年齢だと厳しいのかな」

そう思っていた矢先に、ネットで“ナイトワーク”という言葉を見つけたんですね。で、そういう選択肢もあるのかと……。

中でも『アイドマックス』への応募を決めたのは、実は土日の週2日に加えて、祝日も休めたことなんです（笑）。風俗を含めて求人を見ても、2日どころか週休1日というところも少なくありません。一般企業並みに祝日も、となると、探した限りでは見当たらなかったんですね。

それに営業という職種なら、自分に少なからず経験もあります。また僕は東京本社に応募したんですが、FENIX JOBに掲載の先輩インタビューにも、やりがいという面で大きく心を動かされました。

何より面接が大きかったですね。部長が応対してくれたんですが、「この年齢でこの給与」という転職の動機を、大いに理解して、頷いてくれたんです。

「ウチは成果にはしっかり応える方針です。初めての業界で戸惑うこともあるだろうけど、半年。まず半年頑張ってみて。きっと先が見えるし、その後はやる気次第で出世していけるから」

ホスト業に名刺は必須。商品は業界シェア91%。恵まれている

入ってみると、覚えることが多かったですね（笑）。ホストクラブ様向けの名刺の営業なんですが、最初に種類と価格を頭に叩き込まなければいけません。

でも考えてみれば、商品知識を入れなければいけないのは、どんな営業も一緒ですよね（笑）。だから部長も、訪問先に顔を知れられることも含めて「まず半年」と言ってくれたんだと思うし、折に触れてサポートしてくれています。

それにこういう言い方はあれですけど、見知らぬお宅に飛び込んで、それほど必要かどうかもわからないリフォーム営業をしていた2年間に比べれば、今はずっとラクですよ（笑）。

ホスト業にとって名刺は必須。しかもウチの商品は業界シェア91％。新規開拓は少なく、ほぼルート営業なんですね。

お店に伺ってホストさん達が集まっているのを見かけて、「お世話になっております。アイドマックスです。お名刺いかがでしょうか？」と言えば、話が通じるんです。その意味ではすごく恵まれている環境じゃないかなと……。

学ぶことは多い。例えば人気のホストさんほど、業者にも丁寧

この年になって勉強になることも、多々あります。例えばLINEで受注のやりとりをしていますよね。売れっ子のホストさんて、僕らに対しても本当に文章が丁寧で。

決して「業者でしょ」なんて態度は見せず、誰に対しても分け隔てなく、腰が低いのがわかります。

きっとだから人気ホストなんですよね。こういう方は、どの業界のどこに行っても成功すると感じるし、自分自身「見習わなきゃ」と思うところです。

上へ行くには“調整力”。新設の北海道支社は、チャンスも豊富?!

給与は広告の通りでした。年収換算で言えば、既に前職より5、60万円収入が増えています。研修期間でそれですから、早く正式採用になるのが待ち遠しくて（笑）。

いずれはマネージャー⇒営業部長という流れでステップアップしていきたいですよね。ただそのためには、まだまだ自分には“調整力”が足りないと感じています。

先輩や部長を見ていると、デザイナーさんを含めた現場、取引先のホストさん、そして営業と、三者の思いを汲み取って、バランスよく物事を進めていくのが上手なんですよね。“Win-Win”が目指されているというか。

やはり場数、経験ですよね。幸い「焦らなくていい」とも言われているので、しっかり皆さんの背中を見て、学んでいければなと。

おかげさまで社の業績は好調で、北海道の名刺も東京から受注していたんですが、「もう支社をつくってしまおう！」と、札幌にオフィスを構えることになりました。支社長候補募集中なので、上へ行くチャンスは本社以上に多いぐらいかもしれません。

……ススキノのホストさん達って、どんな感じなんでしょうね。僕もちょっと気になります（笑）。そちらでご採用になった方、ぜひ北海道の現場の様子、教えてください。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

取材の松坂によれば、前回同様、活気溢れる職場に驚かされたとのこと。北海道支社でもきっと、同じような場面が展開されることでしょう。しかも事業のスタートアップ。収入面を含め、「ゼロから自分をやり直したい」という方には、最適の選択肢かもしれません。