川越人妻花壇【総合職(店長・幹部候補)】佐伯智さんのインタビュー記事
川越人妻花壇
2012年入社
佐伯智 (50歳)
総合職(店長・幹部候補)
前職:高校教員
2019.12.9
高校教員からの転職。店長を経て、独立4か月で黒字化した決め手とは
この記事のポイント!
- 視野を広げて人として成長したい。教員から決意の転職
- 勝算しかなかった、3路線のターミナル駅“川越”での開業
- 4か月で黒字化、さらなる売上拡大の為に必要なものとは……
新卒で体育教師を務めた20年間
大学卒業後は、新卒で体育教師になりました。
元々、陸上をずっとやっていて……。自分の努力次第で成果を得られるし、他人に迷惑をかけることもない“個人競技”というところが、魅力だったんですよね。そんな自分が人を教える立場にいたんですから、今思うと不思議なんですが(笑)。
体育教師のやりがいですか? 自分の指導ひとつでその子の成長を培っていけるし、人間関係のトラブルを解決していく楽しさとかもありましたよ。最終的に役職等にも就きました。
プライベートでは結婚もして、順風満帆な教員生活を約20年間送っていたんです。
制限された世界からの脱出
「自分はこのまま定年まで教師を続けていくのか?」
ずっと、心のどこかに引っ掛かりがありました。教師という世界は、とても制限の多いところで、それを越えて指導をすることはできないんですよね。43歳になった時に、その思いが爆発してしまって……。
「教員という狭い世界から飛び出して、もっと成長し、人としての価値を高めたい」
こう思って、教員を退職することにしました。
もちろん、家族や周りの者は誰一人賛成しませんでしたよ(笑)。ただ妻とは何度も話し合いをして、最終的には「生活ができればばいいから、残りの人生好きなことしたら?」と言ってもらえました。
妻から理解を得られたことは、本当にありがたかったですね。
自分を磨くため、まず様々なアルバイトを経験。研修も受けた
教員を退職してからは、まず自分を見つめなおすために、工場の流れ作業、警備員、配送の仕分けなど、様々なアルバイトを経験しました。
それぞれの仕事のたいへんさを目の当たりにしたり、あえてすごくキツい研修を受けたりすることで、自分の価値観から考え直したかったんですね。人間的にすごく成長できたと思っています。
『モアグループ』入社。八王子店でデリヘルのノウハウを学んで
その後で、なぜデリヘルの仕事か、ということなんですが、この業界はどこよりも“実力主義”だと感じたんです。「やりがいを持ち、努力をして成果を出せば、のし上がれる世界」じゃないかって……。
求人サイトで色々と探して、その中で『モアグループ』を見つけました。問い合わせのメールを送った時に、とても丁寧な対応をしていただいて、ここは信頼できるなと感じたことが応募のきっかけです。
ありがたく採用していただき、最初は八王子店へ入りました。教員とは全く違う世界でしたし、ルールも知らなかったので、初めはやはり学ぶことばかりでしたよ。
例えば、待機をしているコンパニオンさんへの、お仕事の声がけの仕方1つについても「立ったまま話しかけてはいけない。女性と同じ目線になってから話しかけないと失礼に当たる」と教えていただきました。
売上はコンパニオンさんあってのこと。だからこそ最大限の敬意を示すべきということを、その時初めて知ったんですね。今思えばすごく当たり前なんですが、そんなことも理解できていなかったんです。
この調子で、少しずつですよね。色々なノウハウを学んでいって、やがて店長を任されるようになりました。
勝算しかなかった、3路線のターミナル駅“川越”での開業
八王子店で働いて2年半ほど経った頃、本社から「独立支援を強化する」というお話を伺ったんですよ。さらに自分が成長できる良い機会だと思い、勉強会に参加して、独立を決意しました。
店舗の開業に当たり、最も重要な“立地”に関しては、かなり入念に調べました。川越に決めたのは、3路線が通るターミナル駅で人が多かったこと、お店の場所から車で10分以内に相当数のホテルがあったことの2つが理由です。
不安ですか? 実は、絶対に成功すると思っていました。不安より期待の方が大きかったんです。
とは言え当初は予想以上に集客に苦労したんですが、徐々に何とか売上を延ばしていける要素も見えてきたので、この時は私とスタッフとで、マンパワー全開でがんばりました(笑)。
具体的には、広告とかメルマガなどの営業努力ですね。おかげさまで、開業4か月で黒字化できました。
未経験でもOK。必要なのは“慣れと適応力”
今以上にお店を拡大して売上を伸ばすには、やはりコンパニオンさんの増員が必要です。そのためにはスタッフだってもっと必要ですし、コンパニオンさんをマネジメントする能力も、個々がもっと磨いていかないと、と感じています。
日頃からコミュニケーションを図って、コンパニオンさんの気持ちを汲み取り、理解することが重要ですよね。今のスタッフにも、川越駅からお店までの車送迎中に、必ずコンパニオンさんと話をするように伝えているんです。
あとは社会人として普通の大人として、約束を守れる、時間を守れる、こういう基本的なところは当然できないといけません。コンパニオンさんの信頼も、まずここからですから。
逆に私がそうだったように、働くに当たって、業界経験の有無はさほど心配しなくて良いと思います。一番大切なのは“慣れと適応力” なのかなとも感じますし……。
ウチは“普通の会社”を目指しているから、かつての業界の、コワいイメージとも無縁ですしね。転職を意識している方がいたら、「そんなに難しく考えることないですよ」というのは伝えておきたいです。
利益を上げた成果が認められたら、給料がアップする環境なので、やりがいはすごくありますよ。この僕だって店長どころか、独立までできた。他の方ができないはずはないし、もし同じような夢を持つ仲間が側にいたら、全力で応援したいですね。
(インタビュー:徳山央樹)
取材後記
記事の佐伯智さんがハタラク会社はこちら
企業名 | 川越人妻花壇 |
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業種 | デリバリーヘルス(デリヘル) |
事業内容 | 無店舗型風俗店(デリバリーヘルス)の企画、運営。 |