【一般職(内勤・スタッフ)】伊藤光貴さんのインタビュー記事
2019年入社
伊藤光貴 (29歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:営業職(不動産)
2020.1.1
もう、出勤はいらない時代?! 自由な働き方ができるから、他に移る気になれない
この記事のポイント!
- 一番力を入れるのは、Web。極端に言えば、集客はそこだけ
- 待機所は、必須じゃない。コミュニケーションが取れる理由
- 自宅で、喫茶店で。仕事はどこでやろうと自由
何をするにも、お金は必要。でも、満足はできなくて……
業界入りのきっかけは、知り合いから声を掛けていただいたのもあるんですが、根底には「お金が欲しい」という気持ちがありました。
僕が小学校5年生の時に、親が経営していた会社が倒産して、一気に家計が傾いたんですよ。でも、僕には夢があって……。
ずっと続けていた野球で、いつかはプロになりたいと思っていたんです。大学も野球で入るほどだったんですが、「行くなら自腹だ」と親に言われちゃったんですね。
その後進学はしたものの、学費を稼ぐためにフルで日勤夜勤のバイトを入れて、プラス勉強でと、すごく忙しくて。結局野球はあきらめるしかなかったんです。
「何をするにも、やっぱりお金が必要なんだ」
収入を第一に考えて、卒業後は通信系や不動産業など、2、3会社を変えたんですけど、どこも満足できませんでした。年功序列を理由に手を抜く上司、反省会やミーティングで長すぎる就業時間、何よりがんばった分の成果が、全然給与に反映されなくて。
そんな時に、バイト時代の知り合いから「こういう仕事もある」って誘っていただいたんです。やった分だけの高収入ということもそうですし、慣れれば出勤しなくて良いということにも、魅力を感じました。
一番力を入れるのは、Web。極端に言えば、集客はそこだけ
ここに入って4か月になります。Webの管理、オフィシャルホームページの更新、広告媒体の運用、キャストさんの面接やプロフィールの作成など、幅広く仕事をさせていただいて。
業務自体は、覚えればそんなに難しくないですよ。スマホからでもホームページは更新できますから、キャストさんから急に「出勤したい」と言われても、時間設定して更新ボタン押すだけ。作業としては1分も掛かりません。
なかでも僕が力を入れている仕事はWebです。デリヘルって、受付窓口が電話だけじゃないですか。だからどれだけお客様に興味を持ってもらえるか、Webでのアピール力がかなり重要なんです。というか、集客するにはそこしかないですよね。
例えば女の子の写真があるのとないのとでは問い合わせの数が違うんですけど、ない場合でも、それをカバーするために、プロフィールにお客様の目を引くコメントを書くようにしています。
キャストさんの特徴をしっかり掴んで、的確に、かつ心を動かせるような文章表現ができたら、最高ですよね。こんな感じで、Webについては日々色々な工夫をしているんです。
待機所は、必須じゃない。コミュニケーションが取れる理由
キャストさんとのコミュニケーションですか? ウチの場合は待機所がないので、キャストさんと顔を合わせることは、そんなにないんです。ただ高級店だからですかね、入る金額が大きい分、プロ意識の高い子が多い気がします。なので、やりやすいですよ。
スタッフとして大事なことは、常に女の子たちの“特性”を頭に入れておくことだと思います。「この子はこいう感じだから、こういう接し方で」という感じですね。
「お客様からの評価はいつもこうだ」ということも、情報としてスタッフ全員で共有しているので、コミュニケーションに不都合を感じることが少ないんです。
自宅で、喫茶店で。仕事はどこでやろうと自由
実は、ウチはキャストさんだけではなくて、スタッフも集まらなくて良いんです。
きちんと覚えさえすれば、仕事はどこでやろうと自由。だからみんな自宅だったり喫茶店だったり、それぞれが好きな場所で働いています。
勤務時間も自由なので、僕の場合はいつも、14:00からだいたい22:00くらいまでが就業時間ですね。その間もWebの更新、電話接客、適時面接に対応という感じでやることさえやれば、空き時間は何をしていても良いんですよ。
電話は転送されますし、今はLINEもありますからね。ウチみたいなお店は、増えていくのかもしれません。
メリハリ付けて。自分を律することができれば、最高の環境
つらいこと……。とにかく自由度の高い職場なので、たまにいつ働いていて、いつ休んでいるのかわからなくなります。仕事とプライベートが繋がっちゃうんです。贅沢な悩みですよね(笑)。
だからメリハリ付けて集中して事に当たれるように、週に2日は完全に休むようにしているんです。
誰も見ていないからって、手を抜くというわけにはいきません。キャストさんがプロ意識を持って働いているお店ですから。オンオフをしっかり分けられて、何というか、顔が見えなくてもキャストさんのためお客様のためと考えられる方だと、続けやすいと思います。
スタッフはみんなフツーというか、まるっきり一般企業と変わらないですよ。大学を卒業して会社に就職したんだけれど、僕みたいに働き方や収入の面で不満があったり、刺激を求めてこの世界に来たという方が多いですね。
とことん“縛られること”が削られている。僕にとって、この自由は何ものにも代えがたいですね。そのうえで“やっぱりお金”の部分も満たされているので、今は辞める気がしないんですよ(笑)。
(インタビュー:徳山央樹)
取材後記
プロフィール
伊藤光貴
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:営業職(不動産))