緊急事態宣言が明けた今だからこそ! 風俗店のオフラインイベント活用術 ~SOD新中野『syain bar』開催の『優しいM性感・五反田』イベントに潜入!!

2021年11月15日

by新海 亨新海 亨編集長

新型コロナウィルスの影響により、長く続いた緊急事態宣言が解除され、飲食店や風俗店にも活気が見えるようになった2021年11月。

現役のAV女優と一緒にお酒が飲めるというコンセプトのもと、アダルト業界大手のSODが手がける、『Syain bar新中野店』も営業が再開された。

Syain Bar SOD女子社員

SOD本社で有名AV女優がSOD女子社員に扮して働くBAR。普段画面越しでしか見ることができない女優さん達と直接お酒を飲んでセクシートークに華を咲かせることができる。
入場料:60分/2980円(税込)ワンドリンク&DVD付

※イベント毎に料金が変更になる場合がある為、詳細は公式HPにご確認ください。

実はこの『Syain bar』、風俗店で働く女性キャストもカウンターに立てることをご存知だろうか?

今回は、実際の活用方法として10月29日(土)に開催された『優しいM性感 五反田』のイベントの様子を紹介するとともに、ユーザーとの効果的なオフラインコミュニケーションについて、SODの担当者ガクさんに話を伺った。

新規オープンイベント『優しいM性感 五反田』のイベントに潜入!

あの人気M性感嬢のすーちゃんがプロデュースし、2021年10月15日にオープンしたばかりの新店『優しいM性感 五反田』(以降、『やさM』)。

今回、新規オープンのキャンペーンとして、『Syain bar』をジャックしたイベントを開催した。

当日は『やさM』から6名の在籍キャストが参加。前後半の2部制に分かれ各20名づつのユーザーが参加したイベントの中、プレイヤー兼プロデューサーのすーちゃんにイベントの狙いや効果など話を聞いた。

--なぜこのようなイベントを開催しようと思ったんですか?

新規オープンにあたり、オフラインのイベントを行うことで、お店自体の信頼度が上がると考えたんです。

「ああ、このお店はいい子がいっぱいいるな!」って思ってもらうのが目的ですね。

女の子のルックスも性格も、自信がないとできないことですけど、そこは本当に自信があったので!!

ネット上で見るだけでは目に留まらなかった子も、実際イベントで接してみたら、気に入ってもらえて指名に繋がったり、女の子も一度イベントで会っていると接客がしやすかったり、安心感があると思うんですよね。

--在籍キャストからするとオフラインのイベントに参加することに難色を示す人もいるように思うのですが?

もともと私がYouTubeやTwitterなどSNSでの発信を積極的にやっているので、女の子たちはこういうオフラインのイベントを行う店だっていうこと前提で入店してくれています。

もちろん、イベントに参加するしないは個人の自由なので強要はしません。

でも、ここだけの話、急遽、参加予定だった子が来れなくなってしまって、入店時にイベントNGと言っていた女の子にお願いをして参加してもらったんですよ……。
実際は「すごい楽しかった!参加してよかった!!」と言ってくれて(涙)。

しかも、イベントから新規のお客様の指名にも繋がったんです。嬉しかったし、彼女の頑張りが結果になって本当によかったなって思いました。

--店舗をプロデュースする立場からするとこれからもオフラインのイベントは行っていきたいですか?

オンラインはウェブなので、認知のためのツールですよね。逆にオフラインは接客です。
オフライン(接客)がよければ、リピートに繋がって予約が埋まり、それをオンライン(ウェブ)で見たお客さんが人気のある女の子なんだなって認知してもらえる。

そういう循環を考える上で、オフラインのイベントっていうのは重要だなと感じています。

あとは、女の子単体ではなく、箱推しというかお店のファンを作っていく上で、一体感のあるイベントって大事だなと思います。

SOD担当者は語る「風俗店さんにもっとこの場を使い倒してほしい!!」

主催する新中野『Syain Bar』及び、歌舞伎町SODランドの『kaku-butsuサロン』キャスティング担当のG@kuさんにも話を伺った。

--実際、風俗店はオフラインの活動に積極的なのですか??

今回のようなお店単位のイベントで使ってもらうというのはあまりないケースですね……。

店舗の方々の考えとしては、ここに来るよりもまずはお店に出勤して欲しい!というのが本音なんだと思います。

自店に出勤してもらって、お客様がつけば、女の子の稼ぎはもちろん、お店も潤うわけですから。そういう考えの店舗さんはやっぱり多いです。

--たしかにそうですね。では、どういう方たちが利用されているんですか?

一番多いのはキャストさん自身から僕のSNSに、「興味あります!」とか、「出勤したいんですけど!」って連絡があるケースです。
今回の『やさM』さんと同じように、新規のお客様に自分を認知してもらうことが目的なんだと思います。お店でも集客サイトなどを使ってPRはしてくれますが、キャストさん一人ひとりの認知には限界があると思います。
この新中野の『Syain Bar』と、歌舞伎町にある『kaku-butsuサロン』(SODランド内2階)で、現役の風俗嬢の方がカウンターに立って接客することが可能です。

だいたい1回の出勤で2~3名の方が新規でお店に遊びにきてくれるっていう話は聞きます。

--女性キャストさん自ら連絡がくるんですね!?

キャストさんはお店に所属しているといってもやはり個人事業主なので、自分の力でも集客したいと思う人は多いですよね。
基本的にガールズバーのような報酬体系で、働いていただいた分の時給と、お客様からいただいたドリンクのバックでお給料お支払いする形です。

--働く上で条件とかはあるんですか?

風俗店で働いている女性であれば、それ以外の条件はありません。

時間が空いているときはもちろん、生理で出勤できない時なんか活用してもらえたらありがたいですね。

一日何時間以上接客しなきゃいけないって縛りもないので、それこそ、急遽お仕事の予約が入ってしまったらその場で抜けてもらっても全然かまいません!
あっただ、トラブル回避のために必ず店舗の方の了解をいただいてからお仕事してもらうようにしています。条件と言えばそれだけですかね。

--今後の目標や目指すところはどんなものなのでしょうか?

一番は『Syain Bar』や『kaku-butsuサロン』が集客のツールとして使えるってことを、店舗の方やキャストさんにもっと認知してほもらうことですかね。
たぶんこういうオフラインでの集客って店舗さんではなかなかできないことだと思うので。
その先には、大阪とか福岡とか地方の大都市にエリア展開できたら面白いなと思っています。

プロモーションがオンラインに制限されがちな風俗業界。感染者数が減り、新型コロナウィルスの猛威がひと段落している今だからこそ、オフラインイベントで直接ユーザーを接点をもってみるのはいかがだろうか。

執筆者プロフィール

新海 亨

新海 亨編集長記事一覧

元大手ハウスメーカー営業マン。お金と引きかえに自由とやりがいを手放す生活から決別するため転職を決意。ある風俗サイトに感銘を受け、デザイナーとして仕事を始めるも、いつのまにか編集員に。最近はハマっている一眼レフカメラの仲間を求め奔走中。座右の銘は“STAY GOLD!!” 東京都出身。

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