【総合職(店長・幹部候補)】折川郁夫さんのインタビュー記事
2012年入社
折川郁夫 (42歳)
総合職(店長・幹部候補)
前職:エンジニア
2022.4.25
「接客が苦手で」は、思い込みかも?! 現に僕は、エンジニアからホテヘル店長に
この記事のポイント!
- 繋ぎのバイトのつもりが「あれ? 楽しい」。よみがえった記憶
- “対面受付”のメリットは、お客様にもキャストさんにもある
- 手取り給与70万円の月も。達成給はヒラのスタッフにも付く
上京して好きな学問をし、就職も自分の希望通り。ところが
もともとは全然違う世界にいました。北陸の田舎から上京して、大学で学んだのは電子技術のこと。興味のままに専門学校にも進んだんです。
その後は大手企業の子会社に就職して、設備機器のエンジニアをしました。僕自身、入社時には順風満帆と感じていたんですが……。
とにかく仕事がハードだったんですね。勤務は終電までが当たり前で、メンテナンスで顧客に呼び出されることもざらにありました。6年辛抱したものの、文字通りの不眠不休の毎日で、最後には続けられなくなってしまったんです。
辞職後2年間は、何もする気が起きませんでした。それぐらい疲れきっていたんですね。
繋ぎのバイトのつもりが「あれ? 楽しい」。よみがえった記憶
とは言え働かなければ食べていけません(笑)。当時確か……32歳だったかな? 『グランドオペラ』で送迎ドライバーを始めました。最初は正直、繋ぎのアルバイトぐらいのつもりだった気がします。
ところがやってみると、予想以上におもしろい(笑)。2、3か月で内勤も手伝い始めたんですが「あれ? 向いているのかな」と。その思いは1年して『CLASSY.』に異動になると、より強くなりました。
こちらはホテルへルスなので受付があるんですね。電話応対にプラスして、対面での接客が入ってくる。もちろん初めのうちは大わらわですし、ミスだっていっぱいしました。でも日々お客様とコミュニケーション取っていて、「楽しいな」と。
で、思い出したんです。実は両親が地元で居酒屋を営んでいたんですね。僕はずっとそれを見て育ったし、ときにはお店に顔だって出しました。業態は全く異なりますが、本来自分は接客が性に合っていたんだと思います。
わからないものですよね(笑)。自分がやりたい学問をして、そのまま好きな職に就いたつもりだったのに。仕事として自分が力を発揮できたのは、サービス業の方でした。
“対面受付”のメリットは、お客様にもキャストさんにもある
だから逆に「接客が苦手で」という方がいたら、「本当に?」と自分に問いかけてみてほしいですよね。僕がそうだったから言うわけじゃないですが、あんがい本人が思い込んでいるだけかもしれません。
現に僕はここに……いや驚きますね。そう言えばもう10年もいます。辞める気は全くありません(笑)。
ひところ“デリヘル全盛”なんて言われ方をしましたけど、ホテヘルもきちんと需要はありますよ。やっぱりWebで判断するだけじゃなくて、対面でスタッフの話を聞きたい、コミュニケーションを取る中でキャストさんを決めたいという方は、一定層いるんです。
またキャストさんの側にもメリットはあって、「ネット上に顔は出したくないけど、受付のパネル写真なら」という子も中にはいるんですね。そして更に、“お店に行かないと見られないパネル”からマッチングを決めることに、楽しさを感じるお客様もいらっしゃって。
要はそれぞれに良さがあるということです。今僕は錦糸町で店長をしていますが、まだまだこの『CLASSY.』ブランドを広げていきたいと思っています。デリヘルには負けませんよ(笑)。
手取り給与70万円の月も。達成給はヒラのスタッフにも付く
なぜ10年もやりがいを感じていられるかというのは、ここが“自由”をくれているのも大きいという気がします。2、3か月で内勤も手伝わせてくれて、1年で正社員に誘っていただいて、その都度意見も聞いてくれたんです。
「もう少しくわしくご要望を聞いてから、キャストさんを付けるようにしませんか」
「ある程度早めにシフトを聞いて、表で管理した方が効率良い気がするんです」
「ヨソみたいに、季節ごとのイベントをもっと増やしませんか?」
こういうことをペーペーの時代から言えたし、聞いてくれたのがこのグループなんですね。言われたことをやらされるだけではなく、“自分達でつくっていく”という楽しさがありました。
その上で、成果を出せばきっちり給与で返してもくれます。今店長として、良い時には業績達成給と合わせ、手取りで月50~70万円ぐらいですね。達成給はヒラのスタッフの時から付くんです。みんな毎月燃えていますよ(笑)。
ほんとに僕は、この世界に来たのはたまたまです。わりの良いアルバイトを探していて、偶然ここがドライバーを募集していたというだけなんですね。
その意味で不思議だし、自分のラッキーもそうですが、デリヘル⇒ホテヘルという形で活躍の場に気づかせてくれた先輩達には、今も感謝しかありません。
取材後記
確かに。僕だって実は、ライターより接客の方が合っていたりして……。成功する方は“向いているか”よりも“やってみるか”で動くことの方が多いのかもしれませんね。繋ぎ仕事のつもりが、結果良い職場に出会えた折川さん。更に10年後、またぜひ取材させてください。
プロフィール
折川郁夫
総合職(店長・幹部候補)
(前職:エンジニア)