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一般職(内勤・スタッフ)】永田豪さんのインタビュー記事

2009年入社

永田豪 (39歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:建設作業員

2019.11.12

建設現場から“アニメヒロイン”のお店に長期間勤務。そんな僕が、今思うこと

この記事のポイント!

  • “付いてほしい女の子”。どうやってお客様に薦めるのか
  • コミュニケーション不足は、女の子の不利益にもなる
  • 一度は辞退した店長職。今はむしろ、目指したい

長らく建設関係の仕事を。でも、本来は話好きで……

僕はこの店に長期間勤めています。その前は10年間、建設現場関係の仕事をしていました。

建設現場って、親方が変わると、仕事内容もガラッと変わってしまうんですよ。それで、何回か親方が変わって、ちょうど最後の親方についた時に、「稼ぎ的にも、仕事的にも、合わないな」と感じてしまったんです。

そんな状態の時に、高校の先輩から「人が足りてないから、やってみない?」って、こちらに誘われたんですよ。

でも実は僕、もともとは風俗に興味がなくて、利用したことも数えるぐらいしかなかったんですね。偏見ではなく、全く“未知の世界”へのお誘いだったので、正直最初は迷いました。

ただ、昔から人と話すことは好きだったので、学生時代はコンビニやスーパーでアルバイトをしていたんです。建設現場の仕事は正直、稼ぎの為に働いていたというのが本音で……。

なんとなく続けてしまっていて、気付くのが遅かったかな、という思いもありました(笑)。ちょうど良いタイミングかなと思って、転職を決めたんです。

“付いてほしい女の子”。どうやってお客様に薦めるか

アニヒロは“アニメのヒロインに会える”という、コンセプト色の強いお店です。なので、最初はお店のシステムや女の子の特徴など、基本のところをしっかりと頭に叩き込みました。まずはそこからだと思ったんですね。

受付の仕事で一番難しいのは、お店側にとっての“付いてほしい女の子”を、いかにお客様に指名していただくかというところですね。やっぱり出勤中の子には、平等に仕事を回してあげたいですから。

「今日はこういう女の子がいますよ。お好きな子をご指名ください」って、単純にパネルをバーッと出すだけなら、誰でもできます。でもそんなことをやっていたら、指名のない子は辞めてしまいますよね。

大事なのは、接客方法を固定しないことです。例えば、特に女の子のご希望がないというお客様の場合には、その日まだ指名がなかった子を、最初にご案内したりします。言ってみれば“駆け引き”ですよね。

アニヒロも人気店ですから、1人ひとり、どの子にもその子なりの良さがあって、だからこそこういうご案内もできるんですけどね。もともと個々の容姿のレベルは高いですし……。

もちろんお客様によっては、「大勢の子の中から選びたい」という方もいます。だから臨機応変に、その時々のお客様の反応を見逃さずに、個々に合わせた対応をしていかないといけないですよね。

コミュニケーション不足は、女の子の不利益にもなる

お店のコンセプトもあって、ウチの女の子は“アニメ好き、ゲーム好き”というオタクの部分をオープンにしている子が多いです。なので仕事中にコミュニケーションを取る時にも、そういう話題になることが多いですね。

女の子達がハマっているゲームとかを聞いて、実際にやってみたりもします。お客様のためだけではなくて、彼女たちとの会話のネタとして、知識を付けているようなところもありますね(笑)。

コミュニケーションという部分では、自分の失敗から学んだことがありました。重要なイベントなのに、女の子への告知が遅れてしまったんですね。出勤率が低くて、大コケしてしまいました。

イベントは女の子が稼げる日でもあるんです。告知をもう少し早めていたら、彼女たちにも利益があったんですよね。同じことを繰り返さないように、今は必ず1か月以上前には、告知をするようにしています。

一度は辞退した店長職。今はむしろ、目指したい

今後の目標ですか? 実は僕、5~6年前に店長候補にして頂いたことがあるんですけど、その頃は出世欲がほとんどなかったのと、キャリア、スキル的にも足りていないと感じていたので、辞退してしまったんです。

昔はとにかく「このお客様を決められたら」とか、「1日の売上目標を達成するんだ」っていう、目の前のことに必死だったんですね。

でも今なら、上を目指せるのかなって。「1週間後、1ヶ月後も目標を達成するためにはどうしたらいいのか?」「1年後にはどうなっていないといけないのか?」 そういったことを考えられるようになりましたから。

例えば、人件費とか設備投資なんかの諸々の経費についても考えないと、お店の売上って維持できないんですよね。こういうこともわかります。

「アニヒロで店長になる」

今なら自分から、その目標を口にできます。

昔に比べて、オタクという文化もオープンになりましたけど、それでもまだウチのお店を知らない方々がたくさんいます。とにかく1人でも多くの方に知って頂いて、お店を盛り上げていきたいですね。その先にきっと、店長というポストも待っていると思うんです。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

桑野こころ

執筆者

桑野こころ

テンポの良い会話で、人の心を掴むのが上手な永田さん。かつては拒んだ店長を、あえてもう一度目指すために、今は経営についてもしっかりと考え、実行されているようです。それにしても、楽しそうなお店ですよね! スタッフは決してオタクである必要はなく、“ゲームや漫画は好き”というぐらいでも、充分にご活躍できるそうです。

プロフィール

永田豪

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:建設作業員)