速攻で効く! 風俗専門コンサルが教える夏のボーナスシーズン対策 前提編
2017年07月07日
みなさんはじめまして。風俗業界に特化したコンサルタントを行っている『風俗プレナー』の大崎柳也と申します。
私は、店舗型風俗店やデリバリーヘルス、M性感など多岐わたる業種のクライアント様からご相談をいただき、業績向上や経営戦略の考案など、様々な形でサポートをさせていただいております。
今回、『Fenixzine』様からお話をいただき、風俗専門コンサルタントとして、全3回の連載を書かせていただくことになりました。どうぞ宜しくお願い致します。
大事な繁忙期! ボーナスシーズンの正しい取り組み方とは?
さて、本連載のテーマはボーナスシーズンに向けたデリヘル店舗の【女性求人】、ならびに【集客】の短期的な施策ということでございます。
それでは早速ボーナスシーズンにおける【求人】【集客】のとっておきテクニックをお話ししましょう!……と、いきたいところですが、本題に入る前に今回は前段階の準備として、お店の店長やスタッフが知っておくべき重要なことをお話しさせてください。
なにもアイデアやノウハウをもったいぶって、先延ばしにしているわけではありません。
むしろ、これからお話しすることがしっかりできていないと、小手先のノウハウだけで対策をしてしまったばかりに、ボーナス時期の営業を無駄にしてしまうばかりでなく、逆に、店舗の今後の運営をガタガタと崩壊させてしまう危険すら生じさせてしまいます。
なぜなら、求人や集客の対策するまえに、店舗としてやるべきことがあるからです。
デリヘル店にとって実は危険な繁忙期
店長やスタッフの方に質問です。
「あなたのお店は今のままで大丈夫ですか?」
もう少し具体的に言い換えると、
「あなたのお店は、お客様からの予約や女性の面接が、今より2割増し、3割増しになっても対応できる準備ができていますか?」
さぁ、いかがでしょうか。
お店の規模や、営業形態によって多少の違いはあるでしょうが、中規模のデリヘル店であれば早番、遅番の2交代、もしくは3交代制。常時スタッフが2~3人といった人数で運営している店舗が一般的です。
スタッフの休暇や、女性の面接などの要因によっては、ワンオペ(ひとり体制)で電話受付などの日常業務を対応しているかもしれません。
「それ普通じゃん!」
そう思われる方が大半でしょう。
それでは改めて聞きますが、今現在の運営状況で、週末や忙しい時間帯にミスや滞りもなく、お店は円滑にまわっていますか?
ボーナスシーズンのデリヘル繁忙期あるある
- 電話が複数回線同時になり「少々お待ちください」と保留している間に切れてしまった……
- 予約の女性を取り間違えてしまった……
- 伝達漏れによりドライバーの配車が遅れてしまった……
- AちゃんとBちゃんのホテルを逆に伝え時間のロスが生じた……
- 「ドライバーが出払ってしまって」とお断りしたら一台待機していた……
- 人手が足りずに面接のリスケの打診をしたらキャンセルとなってしまった……
- 備品が足りずアダルトショップに買い出しに走った……
※すべて私の失敗談です(笑)
お気づきかもしれませんが、上記のミスはすべて売上げに直結するものです。
あとからフォローできるものもありますが、ものによっては数万円以上の損失となります。
こうしたことが1日に数回起きたと仮定すると、1ヶ月でどれほどの売上げに影響しているでしょうか。
さらにいえば直接的な売上げだけでなく、お店の信用といった目に見えないものも失っている可能性も考えなければなりません。
例えば、忙しくて電話応対が雑になり、お客様から「なんかテキトーで感じ悪いな」と思われてしまったり、予約の取り逃しや、ミスが重なり「思ったよりも稼げない」「なんだか大事にしてもらえなそう」と、女性へのフォローなども十分に行き届かなくなります。
さらには、いざ使う予定だったお仕事の道具が揃ってなかった、足りなかったなどが続くと「スタッフがいい加減」というレッテルを貼られ、すべてが悪い結果になってしまいます。
また、そんな忙しい最中での面接となれば、通常1時間くらい時間をかけてしっかり面接するところを、ものの数分で終えてしまい、入店準備もそこそこ、女性の売り出し方も不十分となれば、新人女性からの印象も良くないでしょう。
ましてや、忙しすぎて面接まで人手が足りず、せっかくの応募を断わるなんてことがあったら本末転倒です。
このようにデリヘル店にとっての繁忙期とは、まるで初夏のこの時期にくる大きな嵐のように、恵みの雨となるどころか、去った後には甚大な被害を残していく結果となってしまうことも知っておく必要があります。
儲かりすぎてダメになる!? 内部体制の確立こそが成長の鍵
風俗業界には実は意外な問題点があります。
それは、儲かりすぎてダメになる、ということです。
不景気だ! 消費低迷だ! と騒がれる今のご時世だけに、「なんじゃそりゃ~!」とツッコミたくなるでしょうが、それが真実です。
「売上げが上がるんだから問題ないじゃん」と思うかもしれませんが、店舗運営側にとってはけっこう切実で深刻な問題なのです。
※税金面のこともありますが、今回のテーマではないため割愛します。
毎日のように日銭が稼げるデリヘル経営。やり方によっては赤字になりづらいビジネスモデルで、良くも悪くもお金が手元にたくさん残ります。
そうすると必然的に「もっと規模を大きくしたい」、「多店舗展開をしたい」という野望が芽生えます。そこまでは良いです。
しかしこの時に、店舗の身の丈にあった計画や行動をしないと、先程、例にあげたようなミスや、人的リソースが足りないことを改善しないまま、新たな業務ばかりが増え、スタッフがキャパオーバーとなり、内部体制がガタガタと崩れダメになってしまいます。
まるで砂場の上に土台のないまま、上へ上へと高層ビルを建てるようなイメージです。
誰から見ても危なっかしいですよね。
実際、中規模のデリヘル店が縮小や閉店に追い込まれる理由としても、こうした内部体制の崩壊がきっかけになることが多いです。
【前提編まとめ】ボーナスシーズンをフル活用するために
ボーナスシーズンなどの繁忙期を迎える前に、以下のことを改めて確認してみてください。
営業並びに求人広告や、時期に沿ったイベント販促活動など、外に向けた施策も大切ですが、それ以上に、まずは店舗内部に目を向けてください。
これらを改めて見直し、当たり前のことを当たり前にこなすだけで、予約の取りこぼしやミスが減り、1日にして数本。月間にしたら数十万円から数百万円の売上げに影響します。
女性求人も同様です。店舗へ応募に来てくれた女性一人ひとりにきちんと向き合い、丁寧に売り出すことができれば女性も稼げ、スタッフからの信頼も得られることで長く在籍してくれる女性へとなるでしょう。
今回の内容は地味でつまらないことかもしれませんが、短期的かつ、お金のかからない施策としては、一番効果的なのは間違いありません。
この記事の内容を理解し、ぜひ試してみてください。
そうすれば次回お伝えするボーナスシーズンの【求人】【集客】対策が、より抜群の効果を発揮することをお約束します。
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