【一般職(内勤・スタッフ)】森田敦夫さんのインタビュー記事

2018年入社
森田敦夫 (35歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:不動産業
2019.8.1
“継続は力なり”。不動産業で培ったことを武器に、今日もコツコツを大切に
この記事のポイント!
- きっかけは友人。決め手は“スタッフ”だった
- キャストさんのマネジメントはたいへん。でも……
- 全国ナンバー1のお店になるために
興味は無かった。けど、給料で選んだ前職
ここに来るまでは、不動産関係の会社で営業をしていました。新卒で入社なので、11年ぐらいは勤務したのかな?
正直、不動産に関してあまり興味はなかったんですよ。ただ、不動産営業って、お給料もインセンティブもかなり待遇が良くて。
お給料は良いときで月100万円ぐらいでした。そのときの自分って特別なスキルも何もなかったんですが、コツコツ頑張ってはいたんですね。
飛び込み営業などもしていたのですが、1人なので、正直ちゃんとやらなくてもいいわけじゃないですか(笑)。誰に見られているわけでもないので……。
そこを普通にというか、真面目に仕事に打ち込んで日々を過ごせば、その分結果に出る仕事だったんですよ。“ちゃんと毎日やる”というのが一番大事でした。
ただ最初に言いましたけど、興味もなくお給料だけで選んでいたので、業務に飽きてしまったんですよね。それで、若いスタートアップの会社に転職することにしたんです。
ところがこれが甘かった(笑)。同じ不動産業ではあったんですが、立ち上げたばかりの会社だったので、組織がしっかりしていなくて。前と違って、日々の業務さえうまくいかなくなってしまったんです。
モチベーションが落ちて、結局ここも退社してしまったんですよ。
きっかけは友人。決め手は“スタッフ”だった
そんな時に、デリヘルで働いている友人から誘いを受けたんです。「やってみたら?」って。
今までとは全く違う業種ですよね。でもそこが逆に、おもしろそうだなと思いました。
不思議とコワいイメージはなかったんですよ。そこはやっぱり、友人がこの業界にいたというのが大きいと思います。ワクワク感の方が勝っていたぐらいですから(笑)。
なかでも『デリヘル東京』の印象が良かったのは、いろいろ話を聞いていただいたのが大きかったですね。
もともとドライバー志望で幾つか面接を受けていたんですが、「車の持ち込みがなきゃダメだよ」みたいな感じで、そもそもの電話の段階で冷たくされることも多くて……。
でもここのスタッフは、すごく親身だったんです。
「30代でしょう? 将来考えたら、絶対内勤スタッフの方が良いよ」
待遇面のお話も丁寧に受けて、「ここまで言ってくださるなら」と、お世話になることに決めたんです。
キャストさんのマネジメントはたいへん。でも……
初日には、お店のWebサイトの更新作業をしたのを覚えています。この業界には、どこかイケイケというか派手というイメージがあったので、「結構地味な業務もあるんだな」と思いました(笑)。
逆に嬉しかったですよ。不動産業時代から、コツコツ真面目にということは得意だったので、すぐに慣れたぐらいです。
たいへんだったのはキャストさんのマネジメントですね。皆さんそうだと思いますけど……。
初めからチャンスをいただけるお店なんで、担当しているキャストさんは当時でも数十人いたんですけど、慣れないうちは気配りが行き届かなくて、ご迷惑もたくさんかけたと思います。
すごく新鮮でもありました。不動産という“モノ”を扱っていた僕が、キャストさんの“気持ち”に向き合うわけですから。今も試行錯誤の毎日ですけど、やりがいという意味では最高ですよね。
デリヘルには受付がない。“窓口”はどこかという自覚
驚いたのは、先輩スタッフの電話応対の丁寧さです。
正直、もっと“がさつ”だと思っていたんですよ。僕の中の風俗というのが、そういうイメージで……。
でも、一度お電話いただければわかると思いますけど(笑)、少なくともここは、それこそ一般企業の電話オペレーターより丁寧だと思います。教育という面でもマニュアルがあって、業務としてここをとても大切にしているんだなというのは、すぐにわかりました。
デリヘルって、対面の受付がないわけですよね。窓口はどこかって言ったら、電話に出る僕たちなわけです。そのことに気づいてからは、より丁寧に業務に当たるようになりました。
全国ナンバー1のお店になるために
おかげさまで、1年半経った今では、女の子の面接までやらせていただいています。正直、コレといった大きな失敗はないので、自分には向いている仕事なのかなと(笑)。
同僚にもすごく恵まれているので、ずっとここで働き続けられたらないいな、と思いますね。
今後の目標ですか? お店をもっと大きくしたいです。もっともっと、売上もお店に関わる人も多くしていって、誰もが知る、そして利用したくなるようなお店にしていきたいです。全国でナンバー1のお店を目指したいんですよ。
もちろん、簡単には実現できないですよね。まだまだ僕個人のパフォーマンスにだって納得はできていないですし、向いていると自分で思っているからこそ、まだまだできると思っているんです。
裏を返せば、“自分の成長が、お店の成長にも繋がる”、それをとても実感できる環境なんです。ありがたいですよね。
(インタビュー:徳山央樹)
取材後記
プロフィール

森田敦夫
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:不動産業)