風俗男性求人はFENIX JOB

先輩たちの等身大メッセージ
VOICE

ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

総合職(店長・幹部候補)】中田 伸介さんのインタビュー記事

2015年入社

中田 伸介 (48歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:不動産営業

2018.1.11

業界転職が不安だった経験があるからこそ面接では親身になりたい

この記事のポイント!

  • 前職の営業で培った経験が今の仕事に活きている
  • 面接まで3ヶ月間悩んだ自分の経験があるから、求職者に寄り添いたい
  • 業界の健全化とイメージ改善を目標に管理職を目指す!

前職の不動産業で培った営業力や忍耐力が今の業務に生かされている

うちの会社に入社して2年目になりますが、前職は同業他社の風俗店、その前は主に不動産関係の会社に勤めていました。

不動産では売買や賃貸業務を手掛けていました。賃貸はスピード命ですが、売買はいかに信頼してもらえるかが大事なところなんです。即決されるお客様ももちろんいらっしゃるんですけど、ご成約まで半年くらい掛かることもめずらしくないんです。

例えばご購入希望者が若いご夫婦の場合、そのご夫婦だけでなく両家のご両親やお子さんまでお見えになるので、ご両親やお子さんに嫌われても成約につながらないんですよね(笑)。

そういった際の営業力やいかに信頼してもらえるかというところも、この業界に通じるものがあるなと感じています。

それから不動産営業ってサボろうと思えばいくらでもサボれるんですよ(笑)。サボってしまうとクセになってしまって仕事にならないので、自分で踏ん張らないといけませんでした。

正直しんどいことも多いんですけど、あのときの経験や不動産業で培われた忍耐力が今の仕事の役に立っているとは思いますね。

収入面の魅力と福利厚生が入社の決め手!ただし業務は多忙

この業界に入ったきっかけは、不動産業と同じように成果が目に見えるというか、頑張りが自分に返ってくるところが魅力的だと思ったからです。あとはやはり収入面がいいところですね。

とはいえ最初はかなり抵抗がありましたよ。世間体を取るか、お金取るかというところです。

ネットで「高収入 男性求人」などのワードを入れて検索したら風俗の仕事があって、内勤スタッフっていうのがあるんだということを知って興味を持ったという流れでした。

実際に前職よりもお給料は増えましたし、特にうちの会社は社会保険などの福利厚生もしっかりしていますし、もちろん交通費も出ます。

大きな声では言えませんが、他のお店は結構その辺りがあやふやなところも多いと思いますよ。実は前の風俗店のときはそういったところがざっくりしていて、社会保険や交通費、全部含んで“幾ら”といった感じでした。

業務内容としては主に電話受付、つまりお客様からかかってくる電話を取って成約に繋げる仕事をしています。入社直後は電話を取るまでに色々とマニュアルなどで勉強して、それから実際に業務に取り掛かりました。

ただ、入社したのが12月というちょうど業界の繁忙期だったので、あまりにも忙しすぎて本当に大変でしたね……。当時夜勤だったのですが、トイレ行く暇もないくらい電話が鳴り止まなくて、1日目と3日目と10日目ぐらいに「いやもう忙しすぎて無理です」と弱音を吐いてしまう始末でしたから。(笑)

マニュアルでは対応しきれない風俗店ならではの要望をいかに聞き出すか


電話受付ではスピードももちろん大切ですが、正確さも大切だと感じます。

マニュアル通りでも受付はできますが、「本当はこうして欲しいけど……」という言葉にしにくいお客様の要望をいかに汲むかなど、実際は奥が深いと思います。特に風俗店なのでお客様も伝えたいことやサービスの希望が言いづらいようですし。

もう2年経ちますがやっぱり難しいですね。後からこう言えば良かった、ということはいまだにあります。

入った当初と今とで変わってきたと感じることは、マニュアルだけではない応用力がついてきたと思います。

例えば、ホテルの位置やお客様の現在地がどこなのかすぐに把握することや、お時間のご指定がある場合、その時間に幅はいただけるのかどうかとか、お急ぎなのかそうではないのかというようなことは、電話を通してですがわかってくるようになりましたね。ただ、終わりはないですけど。

ちなみに業務中どうしてもバタバタしてしまうのが、団体さんの対応です。3~4人、多ければ6人ほどのお客様をいっぺんにさばかないといけないときですね。数人一気にご提案して、女性も足りなかったらなんとか協力を仰いでという形です。

それから、やりがいを感じるのはお客様からお褒めの言葉をいただいたときですね。

我々はあくまでも裏方の仕事なので、お褒めの電話ってあんまりないんですよ。そんな中でお褒めの言葉をいただくのはやっぱり嬉しいです。

一度、長文でお礼のメールをいただいたことがありました。それは地理が不案内なお客様に駅からホテルまでの経路をご説明させていただいたときなのですが、「わかりやすくてスムーズに到着できました」というような内容のものでした。

まあ、めったにないことなのですごく嬉しかったことを覚えています(笑)。

不安だった経験があるからこそ面接では親身になりたい


現在は今までの電話対応業務に加えて、店長不在の際に面接を担当しています。

男の私ですら最初はやっぱり「どうしようかな」というのがあったので、女性で特に業界未経験の方だともっと不安だと思うんですよね。

実際に私もこの業界に転職する際、ネットで検索してから応募するまでは3ヶ月ぐらいかかりましたし、面接に行った際も近くまで行ったものの30分か1時間ぐらいは車の中で思い悩んでしまいました。

2社目になるスターグループは転職前からいい企業らしいという噂は耳にしていたんです。それでもやっぱり1ヶ月ぐらい考えましたね。業界経験者といえども悩みました。

だから面接に来てくださる方にはその不安をできる限り解消できるようにはしたいなと思っています。自分の経験もありますから。まあ、できているかどうかはちょっとわからないんですけど(笑)。

それからうちの会社のホームページは収入のことも書いてありますけど、けっこう厳しいことも書いてあるんですよ。だからこれ本当にやっていけるのかなって。

その不安は実際に仕事をしてみて払拭されたかというと、不安に思ってる暇もないぐらい忙しくて、考える時間すらなかったわけですけどね。

ただ何もわからないので当然叱られはしましたが、あのときがあったから仕事を覚えられたという感覚はありますね。

一番忙しい時期を経験してるから次は余裕を持って仕事ができるというか。

真面目にコツコツ頑張れば無限にチャンスがある!

うちの会社は社会保険や交通費の支給など福利厚生もしっかりしていますし、風俗業界に入る前と入った後の変化といっても良い意味でまったく変わらないですね。

本当に普通の会社のような感じなのに、風俗店ならではの昇格のチャンスがあるので、これからどうしようなんて悩んでいらっしゃる方にはいいと思います。

一般の会社と同じ様な福利厚生が全部そろった上でチャンスがあるということは、この業界ではなかなかないと思いますし。

正直言って、他のサイトなどで年収1,000万円など目にすることがありますが、本当に1,000万とか2,000万円とか貰える人は一握りだと思うんです。

それでそういう言葉を真に受けて、この仕事自体を甘く見て飛び込むと続かないと思うんですよね。ギャップが多すぎて。

ただ、うちの会社なら真面目にコツコツ仕事をこなしていたらチャンスは無限にあるんだと感じます。例えば上司なり必ず見てくれる人がいるんです。甘くはないですけどね。

あと私、ゆくゆくは管理職を目指しているのですが、そうなれたらグループを今以上に、他を寄せ付けないくらい日本で盤石の地位にしたいですね。

そしていつかは今日こういったインタビューなんかでも「顔出しますよ」と言える業界にしたいです。やっぱりどうしても良くないイメージが先行しがちな業界なので。

今は友だちや家族に「なんて説明しようか」というのがどうしてもあるので、そういったことを思われないくらい、業界全体を変えていきたいなという思いはあります。

日本で屈指のグループなので、この会社が先頭を走って業界をクリーンにしていけば、どんどんイメージは変わっていくと思っています。

取材後記

令子

執筆者

令子

ご自身が悩んだからこそ面接では不安を取り除きたいというエピソードはまじめで優しそうな中田さんのお人柄を象徴するようでとても印象的でした。そんな癒しの雰囲気から「いつかはグループの地位を盤石にしたい、そして業界全体のイメージ改善につなげたい」という大きな野望を語られたのはとても意外でしたが、そのギャップがステキだと思いました。いつかその夢を叶えたあかつきにはもう一度取材に伺わせていただきたいです、もちろん“顔出し”で!(笑)

プロフィール

中田 伸介

総合職(店長・幹部候補)

(前職:不動産営業)