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グループ本社のある名古屋に転勤。嬉しかったし、ワクワクも

どうもお久しぶりです。前回いらしていただいた時は、まだ横浜でしたよね。それから2年も経たないのに、もう遠い昔のような気がします（笑）。懐かしい。

新卒でウチのグループに入って、当時3、4か月目ぐらいでしたか。周りの優しさに甘えていました。電話を取るのも苦手だったし……。

あのインタビューの2か月後に、『グランドオペラ名古屋』に転勤になったんです。「忙しいから手伝ってくれないか」と。

もともと地方の出身で、大学も田舎。名古屋だって十分都会だし（笑）、知らない土地を見てみたいワクワクもあって。お話を頂いた時は、すぐに「行きます！」という感じでした。

むしろ嬉しかったですよね。“使えないスタッフ”と思われていたら、誘われることもないじゃないですか。グループは名古屋が本社で発祥の地なわけだし、その意味でも得られるものは大きいだろうと考えました。

電話を取ってこなすではダメ。電話でコミュニケーションを図る

冒頭で触れたように、僕は電話が苦手でした。横浜時代は仕方なくパソコン周りを中心に業務に当たっていたんですが、心苦しいというか、申し訳ないという思いはあって……。

幸いだったのは、名古屋には高井社長がいらしたこと。自分の気持ちを汲んでくれたんです。

「じゃあ少しづつでも頑張ってみようよ。教えるからさ」

もう手取り足取りという感じでしたね（笑）。お客様からの電話を切った後で、「今のはこう話した方が印象がいいよ」とか「もう少しくわしくお好みを伺った方がいいね」とか。

あとは“背中”ですよね。何と言っても2か月で店長になった方なので、言葉遣い1つとっても参考になります。

一番の違いは、僕はどうしても“電話を取ってこなす”という感じなんですが、社長や先輩は“電話でコミュニケーションを図る”なんですよね。お客様とスタッフとで話を重ねる中で、自然とご成約に結びつくというか。

そこに気づいてからは、僕も業務の段取りというより、まず“お客様の話をよく聞く”というのを意識するようになりました。例えば「かわいい子で」と仰られた時に、かわいいにも色々あるわけじゃないですか（笑）。「この電話口のお客様の“かわいい”はいったい」と、突っ込んでお話を伺うようになったんです。

スタッフの仕事に“難しい”はない。結局は“意欲”と“場数”

おかげさまで成約に結びつくことが増えたし、何より“苦手意識”がなくなったのが大きいですね。構えず電話に出られるようになって。

また電話だけではなく、こちらに来て業務の幅が広がったのも嬉しいです。最近はWebバナーの制作なんかもやらせてもらえて……。

で、あらためて思うんですが、スタッフの仕事って“理解できない”とか“難しい”というものはないんですよね。

僕がつまずいてしまった電話にしても、“言葉遣い。落ち着き。キャストさんの情報をしっかり入れておく。相手の話をよく聞く”という形で、“どうすればいいのか”はわかっている。歴史のあるお店なんだから、手本となる先輩はたくさんいるわけですし。

なので結局は“意欲”と“場数”なんですよね。びくびくしていなくても、いずれはなんとかなる（笑）。業界未経験の方でも、充分やれる仕事だというのが実感です。新卒で入った僕が、こうして続けられているわけですから。

注意しなきゃいけないのは、今言った“意欲”のところですよね。皆さん失敗してもフォローしてくれるので、「できるようになろう。なりたい」という意識がないと、責められるわけじゃないから、いつまでもできないままです。“人の環境”に甘えないのが大事かなと。

頑張りは評価。昼夜食事が出るなど、給与以外のメリットも多い

正直給与も良いですからね。新卒で別の業界に入った友人達と話していても、「そんなにもらってるの？」と驚かれるぐらい。

頑張りを上が見てくれているのもありがたいですね。ウチはお店の売上が良いと“達成賞与”というのが出るんですが、先日僕、そのパーセンテージを上げてもらえたんです。やっぱりやりがいになりますよ。

それにおそらく『オペラ』ほど、収入面で給与以外のメリットが大きいところも、なかなかないのかなと。

思いつくままにお伝えするだけでも、昼食と夕食が出るし、スマホ代も出るし、車も借りられるし、住宅手当も3万円支給されます。おまけにスーツまで、無料で年2回つくってもらえるんです。

前に他のスタッフもインタビューで言ってましたよね。けっこう貯められます。僕なんて休日もインドア派なので、特にですよね（笑）。

今後の目標で言えば、今欲しい最大のものは“経験値”ですね。店長になるにしても、その先を目指すにしても、「小川君に足りないのはそれだけだよ」と社長にも常々言われているんです。

でも裏を返せば、経験値って後から付いてくるものですよね。だから繰り返しになりますけど、環境に甘えず、意欲だけは失わずに。ボーっとしていたら、これを読んで入社してくれた新人さんに、すぐ抜かれちゃいますから（笑）。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

前回のインタビューに比べると、格段にたくましくなった印象の小川さん。記事にあるように、周りの方々が優しいからこそ「頑張らなきゃ」と思えているのでしょう。職場の人間関係が良いのは、本当に羨ましいです。