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自由に働きたい。でも夜は出られない。“メンズエステ”なら？

大学卒業後、初めはテレビ局の子会社に就職しました。昔から「マスコミに関わる仕事をしたい」という思いがずっとあって。

同時に派手な世界も好きで、局に内緒でキャバクラやラウンジにも出没（笑）。20代は昼夜のWワークでしたね。稼げるだけでなく、接客が肌に合ったんだと思います。

その後結婚し、育児が落ち着いた頃になって、「また何か仕事がしたいな」と。普通の会社員よりは、やっぱり自由な働き方に惹かれちゃう。でも子供がいるから夜は出られませんよね。

そう、まさにそこで出会ったのが“メンズエステ”。「お昼OKで接客。高収入ならなお嬉しい」で探して、たまたま見つけたんです。

私がラッキーだったのは、最初に“きちんとしたお店”に関われたこと。90分間の施術を“みっちり”叩き込まれました。

おかげでセラピストのスキルを磨けたんです。やがてランカーにもなれたし、とにかく楽しかった。今でも現役に戻りたいぐらいです（笑）。

『ナオミスパ』でスタッフに。初めは自信もなく、軽い気持ち

ご縁を頂いて、『NAOMI SPA（ナオミスパ）』の立ち上げに参加したのが……。そっか、もう4年?!　早い（笑）。あっという間な気がしちゃいます。

社長にお声がけいただいた時は、不安もあったんです。裏方の業務なんてほとんどやったことがない。「スタッフなんてできるかな？」って。

とは言えせっかく「ぜひ」とセラピスト経験を買ってもらえたんだし、「まあやってみようかな」と。「おもしろそう」という好奇心もありました。

“ビジネスであり、事業”。他とは一線を画すポリシーと安心

入社後に驚いたのは、“ビジネス”が強く意識されていたこと。それまで業界にいて感じていたのは、サービスに対しては真摯でも、運営は“いいかげん”なお店ってたくさんあったんです。

「1,000円ぐらいなら金額が違っても気にしない」とか（笑）。中には受付も“やっているようでやっていない”みたいなメンエスさえあって。

さすがは“もともとIT企業”で、『MUSE GROUP』は全然違いました。「1円違わずセラピストさんに還元しなきゃダメ」「システムをきちんと構築しよう」というポリシーが、当初からあったんです。

“当たり前のことを当たり前に”と言うと、わかりやすいでしょうか。

だからこそ一過性のお金稼ぎではなく“事業”として成功を納めたし、将来計画だってある。コンプライアンスへの配慮も“徹底”しているので、これから入る新人さんも安心してほしいですね。

期待を“少しだけ”超えるサプライズ。それだけで人気になる

やりがいもすごくありました。私に期待されていたのは、“セラピストさんの育成とサポート”。もうほんっとにいいかげんな子だって中にはいましたから。

だけど根気強く向き合えばわかってくれる。接客から施術から手取り足取り教えて、そんな子が人気セラピストになってくれた瞬間は、めちゃくちゃ嬉しいものです。

現役時代を振り返ってみんなに伝えているのは、お客様に“期待以上を届けよう”ということ。

例えば飲み物をお渡しする際に、両手にいっぱいのペットボトルを抱えていって、「どれにしましょう？」とか。常連の方にはお話から推し量って、お土産の1つもお持ちするとか……。

“臨機応変”も大事です。お土産は独身の方ならOKでしょうけど、ご家庭があるならNG。なら施術後にお手紙をお渡しして、その場で読んでもらうなんてこともできますよね。

もちろんやり方はそれぞれで構いません。ただお客様の期待を“少しだけ”超えるサプライズを心がける。難しいことでもないし、これができるだけで、人気セラピストへの道は約束されたようなものなんです。

頑張れば昇給に歩合給。“得意”から業務の幅を広げればいい

『MUSE GROUP』のいいところは、こうして頑張っていると、スタッフにも昇給や歩合給で応えてくれるんですね。だからこそ「もっと」とやる気にも火がついて。

私の場合はセラピスト経験でしたけど、電話のオペレーションが上手だったり、事務処理能力が高かったり、画像の加工やSNS発信に長けていたり……。

どなたにも何かしらの“得意”があるはずなので、そこから“業務の幅”を広げていただけたらなと。

大丈夫。1つひとつの業務自体は、“覚えてしまえば”というものばかりです。私もパソコンを触るのはすごく苦手（笑）。それでもなんとかスタッフしてますから。

勤務日や時間の相談可。その気ならマーケティングも学べちゃう

またグループは色んな事業を手掛けていて、気質もまだまだベンチャーなんですね。将来的にメンズエステ以外にも「こんなことをやりたい」とか、そういう意欲があれば、社長は“ゼッタイに”耳を傾けてくれます。

本人にその気さえあれば、企画書の書き方からマーケティングまで、幅広く学べるはず。下手なビジネススクールに通うよりよっぽどいい。勤務日数や曜日、時間の相談にも乗ってくれるし、“性別不問”でこの環境は、私自身ちょっと思いつきません。

私のようにセラピストさんの“セカンドキャリア”にもなるでしょうし、女性の立場が弱い職場で、くすぶる思いを抱えているOLさんもぜひ。ここなら性別に関係なく“チャンス”が与えられますから。

『MUSE GROUP』が皆さんが羽ばたく“踏み台”になればなって。お母さん目線といったらあれですけど（笑）、今の私の正直な気持ちなんです。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

「いつ伺っても活気がある」と松坂。社風もそうですが、眞宮さんのような“頼れるお姉さん”がいるからこそなのでしょう。また記事にもあるように、卒業間近のセラピストさんの“セカンドキャリア”にもなりえる職場だと感じました。