【一般職(内勤・スタッフ)】桜井智史さんのインタビュー記事

2018年入社
桜井智史 (31歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:輸入代行業
2019.5.9
“高収入”だけで選ばれる業界ではない。孤独だった自分が、ここで望み、得たもの
この記事のポイント!
- いきなり専務と社長が面接。第一印象は「かっけー」
- 在籍女性が、200人?! 驚きの初日と、周りのフォロー
- コンパニオンファーストは、何を育んでいるのか
学生時代から始めた輸入代行業。良い経験になった
もともとブランド品が好きだったので、学生時代は高級ブランドや海外コスメを扱う輸入代行業をやっていたんです。
英語?(笑) 最初しゃべれなかったんですよ。でも人間て、どうにかなりますね。
仕入れ先とはメールのやり取りがほとんどでしたし、いろいろ調べながらやっていたら、何とかなりました。仕入れたものはネット上に流通させるわけですけど、ノーブランドでもイタリア製だとけっこう売れたんですよ。
当時まだ学生でしたし、金銭の面でも経験という意味でも、かなり良いバイトになりましたよね。
正社員になることを決意。「どこでも」の気持ちだったが
そんな感じで好きな時間に働けていたので、しばらくの間は正社員としての就職は考えていませんでした。ただ、孤独なんですよ。このビジネスって。
もともと友だちが少ないというのもあるんですけど、ずっと1人で仕事をしていく中で、人との繋がりを求めるようになっていたんですね。
30歳も目前になると、彼女との結婚を意識するようにもなりました。やっぱり個人事業主では不安定だし、社会保険なんかがちゃんとある会社に就職しようと思ったんです。
実際に、生まれて初めての就職活動をしたわけですけど、「この業種が良い!」みたいなこだわりは、一切ありませんでした。お金に困っていたわけではないですからね。
正直「受かればどこでも」ぐらいの気持ちでした。結局、15社くらい受けたのかな? 幸いなことに、ほとんどの企業から内定をいただくことができたんですけど、そうなると逆に考えてしまう(笑)。どの会社にも、インパクトと言えば良いですかね、魅力を感じなくて。
いきなり専務と社長が面接。第一印象は「かっけー」
応募した中に、この業界もあったということなんです。さっきも言いましたけど、最初は「受かればどこでも」ぐらいの気持ちでしたし、おもしろそうだなという思いもあって。
ここを受けた印象ですか?(笑) 正直「かっけー」って。
今思うと作戦だったんですかね(笑)、いきなり社長と専務が面接して下さって。服装や身のこなしのオーラもそうなんですけど、それよりも話の運び方というか……。とにかく今まで受けたところとは違って、ビビっと感じるものがあったんです。
実は、コワい人が出てきたり、タバコ吸いながら応対されたりぐらいのことを考えていたんですけど、全然違って。ほらここって、オフィスもちゃんとしてるじゃないですか。振り返ると、その時にはもう入社を決めていた気がします。
在籍コンパニオン200人?! 驚きの初日と、周りのフォロー
初日のことはけっこう覚えてますね。挨拶に掃除、そして200人いるコンパニオンさんの顔を覚えて……。
知らないんで、「200人もいるの⁈」がまず驚きなんですよ。とても覚えられないと思ったんですけど、身なりや雰囲気、性格なんかをリストに書き出したりして、少しずつ覚えていったような感じです。
初めから、職場の良い雰囲気は感じていました。正直“合わない”と思ったらすぐ辞めちゃう方の多い業界ではあると思うんです。でもきっと、だからこそなのかな。4Cはみんながみんなに親切で、決め事はあるんですけど筋が通っているし、困ってまごまごしてれば、「どうしたの?」って、先回りしてフォローしてくれたんです。
それまではたった1人で仕事をしてましたからね。1つひとつのそんなサポートが、自分にはすごく染みました。
コンパニオンファーストは、何を育んでいるのか
ここのいちばんの特徴ってたぶん“コンパニオンファースト”だと思うんです。
企業によっては、あえてコンパニオンさんに厳しくして、売上を伸ばそうとするようなところもありますよね。お店がそうじゃなくても、ノルマ、インセンティブというところに目が行ってしまって、つい厳しくなっちゃう店員さんもいるでしょう。
でも4Cでは、それは許されません。女の子の居心地、1人ひとりを大切にすることが、結果売上に繋がる。そういう考え方なんですね。
そう、僕にして下さった1つひとつのサポートと、結果同じなんです。チームワークで仕事に結果を出す。だから逆に、どんな方でも受け入れていく。当たり前に人に優しくできる方ならきっと活躍できるし、もっと言えば、優しさを教えてくれる環境だと思います。
みんなに仕事が回って、みんながハッピーになって……
今まで好きなことをやってきたからですかね。ここでの個人的な欲というのが、僕にはあまりないんです。店長、スタッフ、もちろん200人のコンパニオンさんみんなに仕事が回って、ハッピーになったら良いなって……。
僕、実は親はもちろんなんですけど、親戚というものがいないんですね。姉は1人いるんですけど、結婚しちゃってますし。かつては仕事も孤独でした。
そんな僕に繋がりというものをくれたのが、ここなんです。他の人には少し不思議かもしれないですけど、自分はこれからも、みんなの支え役として活躍できれば良いなって、そんな気持ちでいるんです。
(インタビュー:徳山央樹)
取材後記
プロフィール

桜井智史
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:輸入代行業)