風俗男性求人はFENIX JOB

ホストとしてプレイヤー兼経営者。でも30歳で店を畳んだ理由

僕実は、16歳の時に高校を中退していて。

勉強が好きじゃなかったし、何より早く世に出て稼ぎたかったんですね。地元福岡のガソリンスタンドで、2年間アルバイトをしました。

やがて稼ぎたいのにバイトもないだろうと、18歳で上京。池袋のキャバクラで半年間ボーイをしたんです。そして今度はそこで知り合った先輩に誘われるまま、広島へ行きました。ホストになって……。

振り返ると、若さのまま勢いのままという感じですね（笑）。そんなに深くものごとを考えていなかった気がします。

ただ広島もホストという職も肌に合ったのか、半年でNo.1になって順調に出世して。確か2年で独立したのかな？　その後7年は、プレイヤー兼経営者という感じでした。店を畳んだ時は、30歳だったと思います。

辞めた理由？（笑） お付き合いでけっこう飲むので、からだが続かなくなってきちゃったんですよ。先々の自分の人生を考えても「このままじゃ良くないよな」と。思いきってゼロから別の仕事を始めることにしたんです。

4社目でやっと定着の“なぜ”。まず単純に、待遇が良かった

とは言え30代。僕には学歴があるわけでもないですから、次の職は限られてきますよね。「未経験でもできること」と考えた時に、デリヘルが選択肢に浮かびました。送迎ドライバーから始めて。

でも業界には7年いるんですが、いずれも1年ぐらいで辞めているんですね。4社目の『グランドオペラ』だけが3年半も続いて、今では副店長という役職まで頂いて……。

なぜ、というのはまず単純に待遇です。ここでもドライバーから始めたんですが、当時時給1,200円で、しかもそこに走行距離1キロにつき＋30円頂けたんですよ。

「マジでか。走ったら走っただけ稼げるじゃん！」

もう「出ます出ます。明日も出ます」という感じでしたね（笑）。疲れも忘れて、スタッフさんに「休みも取らなきゃダメだよ」と注意されるぐらいでした。広告をご覧いただければわかると思うんですが、今は更に条件が良いはずですよ。

で、3か月目に社長から「内勤やってみない？」とお声がけいただいて。「高級店は稼げる」というのはよくわかりましたし、先輩達のお人柄も知れたので、「ぜひ」とお世話になることを決めたんです。

「話せばわかってくれる」という安心。今までにない働きやすさ

内勤を始めてみて、高級店の良さ、働きやすさはより強く感じるようになりました。何というか、キャストさんに出勤を促したり、例えば『写メ日記』を書いてとお願いする時に、以前のようなやりにくさを感じないというか……。

「集客に効果がある」「実際にランカーのキャストさんは、接客だけではなくてツールの使い方もうまい」。こういう話をした時に、大概のキャストさんは熱心に耳を傾けてくれますし、「そうなんだ」と納得すれば、こちらの期待以上に実践してくれるんですね。

この業界は“やったらやっただけ”という面が色濃いので、結果が出れば「ほんとだ！」「すごい！」「ありがとうございます」と感謝までされて。

それがキャストさんのプロ意識から来るのか、単価が高いことから来る“余裕”なのかは、僕にはわかりません。ただとにかく「話せばわかってもらえる」という感覚は、今までにないことでした。

感謝されれば、僕らスタッフの側も「もっと頑張ろう」となりますよね。この相乗効果は、最高だと思います。

「やってみなよ」。社歴関係なく提案でき、採用もしてもらえた

年齢や社歴、業界歴に関係なく、先輩や上司から意見を聞いていただけるのもありがたかったです。

例えば新たな広告媒体や掲載プランができた。「やってみたいな」と思ったとしますよね。ところが1年や2年のスタッフだと、「言い出しづらいな」みたいなことってあるじゃないですか。

たとえ言ったとしても「はいはい」みたいな。でも『グランドオペラ』はそうではなかったんです。

「ああそっか。オレ正直今、勉強してる暇ないからさ。やってみてよ」

嬉しい以上に、「えええ？　いきなりペーペーの僕に？」と思いますよね（笑）。でも不思議なもので、任されれば「頑張ろうかな」と思うものなんですよ。自分から言い出した以上責任感も生まれます。

賞与月には手取り70万円。でも、こんなところで満足しない

そして成果を出せば、“褒めて終わり”ということは決してありません。やったことにはきちんと対価があります。歩合給や昇給、賞与できちんと報いてもらえて。

現に僕で言うと、副店長としての今の月給は、平均で40～50万円。しかもこれは手取りですからね。賞与月で一番多い時には、70万円という月もありました。

⇒店長⇒エリアマネージャーと進めば給与はもっと上がるので、どぅせならそこを目指していきたいですよね。何とか広島で経営者をしていた頃の自分を抜きたいなと……。こんな風にまた夢を語れるようになるなんて、思ってもみませんでした。

その意味で『オペラ』を選んで良かったと思うし、だからこそ自分のためだけではなく、成長して会社やキャストさんに貢献していきたいですよね。居心地も良いので、当分辞めないと思います（笑）。

取材後記

執筆者

松坂 治良

「会社が常に思った以上で返してくれる」と上田さん。ご自身が経営に携わったこともあるからこそ、企業の誠意が身に染みるのでしょう。こちらのムリなお願いにもかかわらず、お写真の撮影にも、丁寧にノリ良く応えてくださいました。お人柄が伝わります。感謝。