風俗男性求人はFENIX JOB

学費、生活費と共に、親に仕送りまで。「とにかく稼がなきゃ」

「前職は？」と聞かれると、私の場合ちょっと微妙なところがあって（笑）。一応は学生ということになるんでしょうけど、ずっと休学していたんですよね。

まず一年浪人して大学に受かったものの、親に「とても行かせられない」と言われてしまって。学費と生活費のためにガールズバーでバイトを始めたんです。

それからは大学に通いながら、キャバクラ⇒デリバリーヘルス⇒ソープランドという流れですね。親に仕送りもしていたので、とにかく稼がなきゃならなくて……。

振り返ると、私にとってはキャバクラより風俗の方がお仕事しやすかったと感じます。何と言うか、キャバってみんなで一緒にはしゃがなきゃいけないようなところがあって。私も決して暗いほうではないんですが（笑）、そこに馴染めなかったんですよね。

一方で、デリヘルやソープは常にお客様と1対1。自分がサービスを磨きさえすれば良いところが、私の肌に合ったんです。

パチンコ店⇒休業、キャバクラ⇒閉店。「次は？」と考えた時

でも結局キャストは辞めちゃいました。

2年吉原にいる間に、好きな人ができて。お金もその彼氏に注ぎ込んで、みたいな感じだったんですが、やがて別れたら分かりやすく病んじゃったんです（笑）。続けられなくなってしまって……。

とは言え学費だってあるし、私も食べていかなきゃいけません。なのでパチンコ店やキャバクラでスタッフをしました。ところがコロナ禍で休業したり、売上不振で閉店したりと、職場に恵まれないケースが続いたんです。

で、パチンコ屋さんや社交飲食系は、このご時世厳しいのかなあと。かと言ってまだ学生ですから、どこへ行ってもそう高い給与は望めませんよね。悩んでいるうちに「風俗店でスタッフは？」と考えるようになったんです。

女性でも試用期間から月給28万円。社保完備。そして更に……

中でもなぜ『G4』に、というのは、今触れた給与面ですよね。なかなか女性で未経験で、試用期間から月給28万円、本採用になれば30万円という転職先はないじゃないですか。

他にも交通費が出たり社会保険が完備されていたりと、一般企業と変わらないなと。面接でキャリアアップについてもくわしい説明があり、その面でも納得できました。

同時にこれは伝えるのが難しいんですが、「きっちりしている」と感じられたんですよね。他に受けたところは、何だか働く雰囲気がゆるかったり、給与の説明も「これぐらいでスタート」みたいなお話で、「大丈夫？」と感じてしまって（笑）。

どうせ働くなら、なんとなくで運営されているのではなく、自分の成長が促されたり、先々に繋がる実力を付けられる会社に就職した方が、良いと思ったんです。

マニュアル＋先輩のサポート。他業界のキャリアだって活かせる

実際「ここで良かった」というのは強く感じます。

電話を取るにしてもWebサイトを更新するにしても、マニュアルがあるし、長年の間に培ったノウハウがあるので、先輩も上司も的確なアドバイスをしてくれるんですね。

1人で放置されるなんてことはないし、聞けば何でも教えてもらえる。未経験入社でも全然問題ないというのが実感です。

それに“すべてゼロスタート”というわけでもなくて。私の場合で言えば、大学でレポートの1つも書きましたから、とりあえずパソコンは触れました。またパチンコ屋さんやキャバクラでスタッフもしたので、電話応対の際に、言葉遣いで困るということもなくて。

この点は皆さん一緒ですよね。いいえむしろ、私より社会人経験を積んでいる方のほうが多いでしょう。その様々な業界でのキャリアを、『G4』で活かしていただければ良いのかなと。

キャスト経験も重宝された。わずかひと月で昇給し、本採用に

もちろんキャスト経験も活かせていますよ。サービス面はそうだし、営業ツールの使い方もそうですよね。

ウチには私より年上だったり、長くキャストをしているという方も多いんですが、逆に『写メ日記』なんかは私の方が使い慣れていたり、ちょっとしたコツなんかも心得ていたりします。なので「こんな写真が良いですよ」とアドバイスできました。

あとやっぱり病気予防のことなんかは、男性スタッフには相談しにくいみたいで。私がいることで、新人のキャストさんに「気をつけてね」と注意喚起もしやすい。役割分担というのかな、男性女性、両方いることで、場がうまく回る面もある気がします。

こういう言い方はあれですけど、その意味で今のところ、お店はすごく上手に私を使ってくれているかなと（笑）。だから不満はないし、実はもう大学も中退してしまったんです。ここで正社員として、腰を据えることに決めました。

試用期間は最大3か月のはずが、ひと月で本採用になり、給与も上がって……というのも大きかったと思います。ほんとに成果には報いてくれるんだなって。

いつか主任に、店長にという形で、ステップアップしていけたらいいですよね。でもその前に（笑）、良くしていただいているキャストさん、スタッフさんのためにも、早く一人前に。とにかくみんなの役に立ちたいです。

取材後記

執筆者

松坂 治良

すっかり職場に溶け込み、少しおこがましい言い方ですが、皆さんにかわいがられているご様子が印象的でした。「今はまだ目の前のことで精いっぱい」とのことですが、この分だと出世も早そう？　エラくなって、またぜひインタビューさせてください。